横浜シネマリン(横浜市中区長者町6)で11月21日から、引っ越し会社での労働争議を密着取材したドキュメンタリー映画「アリ地獄天国」(土屋トカチ監督)のアンコール上映がスタートする。 6月の上映時に横浜シネマリンを訪れた土屋トカチ監督 同作は関内の映像グループ「ローポジション」(中区長者町4)メンバーの土屋さんが2015年~2018年にかけて撮影。引っ越し会社の30代正社員が労働環境の改善を求めて個人加盟型の労働組合に加入し、会社と闘った3年間を記録した。2019年10月に「山形国際ドキュメンタリー映画祭」で初上映し、横浜シネマリンでも4月と6月に上映された。 「貧困ジャーナリズム賞2019」、米ピッツバーグ大学「第2回日本ドキュメンタリー映画賞」グランプリを受賞するなど高く評価され、国内では主人公の置かれた劣悪な労働環境に共感の声、海外では驚きの声などが上がったという。 11月29日18時