全世界で7700万人分の個人情報が流出した可能性があるソニーのインターネット配信サービス「プレイステーション・ネットワーク(PSN)」と「キュリオシティ」。情報セキュリティーの専門家は「ハッカー集団とソニー側が国外でトラブルになっていた」と背景を分析している。 ソニー・コンピュータエンタテインメントは日本時間の21日、ホームページで同日昼ごろからPSNの利用停止を掲載。23日には「外部要因によるとみられる」とハッカーによる不正侵入をうかがわせていた。 森井昌克・神戸大大学院教授(情報通信工学)は「不確かな情報を出すと逆に混乱する。被害の拡大防止のためにネットワークを遮断したのは正しい対応だったのではないか」とした上で、ソニーとハッカー集団とのトラブルを挙げる。 PSNのセキュリティーの根幹情報をハッカーがブログで公開したことを受け、ソニーは1月、国外でハッカーを提訴。これに反発したハッカー