ソフトウェアテストシンポジウム 2020 新潟 JaSST'20 Niigata 基調講演 2020年9月28日(月) http://www.jasst.jp/symposium/jasst20niigata.html
ソフトウェアテストシンポジウム 2020 新潟 JaSST'20 Niigata 基調講演 2020年9月28日(月) http://www.jasst.jp/symposium/jasst20niigata.html
僕の昔の失敗の一つの「点で考えていて、線や面で考えていなかった」というのがあります。 どういうことかというと・・・。 これは、前職で、組織コンサルのような人にきてもらい、経営陣で話してた時です。そこで「みなさんは、組織運営において何を大事にしていますか?」という問があったのですね。 で、そこで出てきたのは「クリエイティブは大事」「発想やアイデアは重視する」「オペレーション力は大事」「規律やルールを守ることは大事」「大胆な意思決定は大事」「一つひとつの意思決定の精度を高める」などなど・・・。 経営陣で意見を言い合っているうちに「あれもあるよね」「それも大事だよね」というので、たくさん出てきました。 そうしたら、それを聞いていた組織コンサルの人が「みなさん、それ意見をアジャストしていませんか?」といってきたのです。 アジャストというのは、要は「他の人の意見に同調してあわせていませんか」くらいの
経営管理の仕事をしていると、組織や人のマネジメントに長けているマネージャーとそうでないマネージャーがいることに気づく。そして、マネジメントが得意なマネージャーは必ず何かしらの「方法論」を持っている。僕もマネジメントの経験を積むにつれて、そういった「成功モデル」をいくつか持っている。これらの方法論の理論的背景を勉強したいなと思っていたのだが、この本はまさにその要望にぴったりで、非常に勉強になる。 明確で困難な目標を設定することの重要性紹介したい理論はたくさんあるのだけれど、この記事ではまず「目標達成理論」に触れたい。 現実の多くの仕事は達成が困難で報酬も不十分である。期待理論では動機付けの低いこのような仕事でも、なぜ人は努力するのか、これを説明し予測するのが目標設定理論(goal-setting-theory)(Locke & Latham, 1990a)である。目標設定理論では、明確で困難
ソフトウェアエンジニアリングを支える組織のように職人の集まった組織には、無意識に持っている「好き嫌い」の性向がある。 これをハビトゥスという。 これは「好き嫌い」であるので、思ったまま口にすると独善的に聞こえ、幼稚な印象を与えてしまう。 このような「好き嫌い」という性向に基づいて、習慣的な行動がうまれ、それが同じような性向を持った人々を引き寄せるようになる。 この習慣的行動は、当初から合理的に説明可能なものばかりではない。 そうであるがゆえに、「当たり前」だと感じるものしか、取り入れられない。 そのため、当たり前の距離、常識の距離が遠くなればなるほど、 文化資本を組織に身につけにくい。 一方で、当たり前の距離を縮めることに成功した企業は、 徐々にエンジニアが事業部門に溶けていくことになる。 当然、衝突もあるが、融和も果たす。 これは水と油が溶け合っていく現象 「エマルション」に似ている。
この数年は色んな開発チームのサポートをしてるんだけど、最近、その中のひとつのチームに対するサポートの方法を切り替えた。「外からアドバイスをする」から「中に入って実際にやり方を見せる」に。 たまに「どうしてそこまでやる必要があるのか?それで成長できるのか?自分で考えて決断をしていくことで成長するべきではないか?」みたいに考える人もいるかもしれないけど、僕は単にそうした方がそのチームにとって良いなと思っただけ。 「このチームはダメだなー」とかは全く思ってなくて、むしろそのチームのことが好きなので「どうやるのが一番ストレスなく成長できるかなー?」というのを考えた結果の切り替え。 ただ、感覚で動いてしまってるので、自分の頭の中の整理のためと、そのチームも含めて周りの人に説明できるようにするために理由を考えてみたいと思う。たぶん、Management 3.0の7つのレベルのデリゲーション(権限委譲)
時雨堂は会社の仕組みを Gist でオープンにしている。実はあの仕組みは自分が働きたいと思う会社の仕組みではない。 時雨堂は 10:00–17:00 の定時制で 6 時間労働。さらには仕事は選べない。技術もあまり選べない。月給は安く抑えられており、賞与は保証なし。ただし儲かった場合は賞与を高めに出す。評価制度はない。 時雨堂で自分が従業員として働きたいとは思っていない。自分が従業員として働くのであれば、裁量労働で、仕事は好き勝手に選べて、給与は稼いだ分だけほしい。さらに技術は自分が使いたいものを使う。ただし食堂はあってほしい。 ではなぜ時雨堂は自分の働きたい会社になっていないのか。それは単純で自分はあくまで経営者であり、従業員ではないからだ。そして自分は社会不適合者であるため、従業員としてやっていけなかったから起業した身であるからだ。 つまり従業員としてやっていけなかった人が望む会社の仕組
Webディレクターって名前やめようぜ的なブログを見て、それについて書いてたけどまだまとまっておらず、そんなことしてたらこんな記事を見つけて。 sonykichi.hatenablog.com 基本的には概ね同意なんだけど、「気づいた人がやる」が害悪なわけではないはずなんだよね、という。そんなことを思っていたら、昔の上司を思い出して。 罵詈雑言は毎日言うし、朝令暮改は当たり前。部下に対してはどうふるまっても自分は役職が上だからOK、みたいな人でしたね。だから、資料チェックなどの予定すら合わせない。「俺はお前のおもり役じゃねぇんだよ」といってスケジュールすら抑えられない不思議な上司でした。 ※そういう人に限ってやれユーザ中心だ、ペルソナだ、情報デザインだ、とかいうもので、不思議な話ですね。 そんなわけで、うぇぶぎょうかいのむめいでぃれくたーのお時間です。 あるとき部長(上司)はこう言いました
チームの多様性を「得意な思考のパターン」から考える 高いパフォーマンスを出せるチームには様々な面で多様性があることが必要になります。男性・女性のバランスだったり、バックグラウンドの多様性などはよく語られます。 今回は、その多様性をその人の持っている課題解決を考えるときの「得意な思考のパターン」という切り口から考えてみたいと思います。 具体的には、「課題解決のプロセス」と「課題のレイヤー」の2軸で分けます。 「課題解決のプロセス」 こっちの軸は「課題設定」→「課題解決」という課題解決の流れ、というわりとシンプルな話です。 敢えて言い換えるのであれば、 「課題設定」=「What to do」 「課題解決」=「How to do」 にそれぞれ答えることだと言えます。 「課題のレイヤー」 こちらは、課題を考える抽象度のレイヤーで、抽象度が高い方から「事業立地」「シナリオ」「実践」の3つに分かれます
どうも!アプリケーション基盤チームの@yokotaso です。 先日のCybozuTechConference 2017で、「開発文化を育て広げる愉しみ」という内容で登壇させていただきました。 発表内容のカンペを公開します。 かわゆいまとめをしていただいたので、お忙しい方はこちらをどうぞ! 文章にはなってしまいますが、どうぞ! 「開発文化を育て広げる楽しみ」という話をさせていただきます。今日は宜しくお願いします。 2011年にサイボウズ新卒入社の横田と申します。Webアプリケーションエンジニアとして主に働いております。 本題の前に 本題に入る前にすこしお話しさせてください。 まずはチーム開発開発体制について。 ユーザー管理などの管理機能の開発を行なっています。 日本で開発と上海で試験の2拠点体制です。 開発のScrum化の波に乗りまして、我々もScrumを採用しています。 Scrum 開始
CEDEC2017「優れたエンジニアが集まり継続的に成長する会社にする方法 ~組織を急拡大させる採用育成評価ガイド~」講演資料です。
今でこそ、爆速で次々と新サービスを生み出しているヤフーだが、過去には大企業病に陥り、スピード感が停滞してしまったこともある。そんな窮状から脱し、再び成長軌道に乗せるために、ヤフーはどんな改革を行ったのか。 2016年、週休3日制の導入を目指すことが報道され、話題になったヤフー。最新技術を駆使したサービスを次々と生み出している点などが評価され、経産省と東証による「攻めのIT経営銘柄 2017」にも選ばれた同社は、働き方改革とイノベーション創出の両立に本気で取り組む企業の1社だ。 しかし、今でこそ爆速で次々と新サービスを生み出しているヤフーだが、同社には大企業病に陥り、スピード感が停滞してしまった過去がある。 停滞という病から立ち直り、再び攻めの姿勢に転じたヤフーの社内ではどんな改革がなされていたのか――。コクヨ主催のワークスタイル改革セミナーで語られた、同社の取り組みを紹介する。 本社移転を
今週,社内で「技術的負債」をテーマにしたイベントがあり,トーク枠で発表をしてきた.タイトルは「技術的負債を "なるべく" 作らないためのコツ」で,意図的に技術の話をせずに,エモ系のストーリーに仕上げた. 特に伝えたかった部分は最後の「組織パフォーマンス」を改善する Tips で,雑談の重要さ,質問の重要さ,相互理解の重要さ,表情の重要さなどを語った.その中でも「ノンバーバルなコミュニケーション」の Tips はイベント中も気になっていて,発表者がもっと気持ちよく話せるように反応しましょー!と,緊張をほぐすようなアプローチもした. もっと「組織パフォーマンス」を改善していきましょ!!! 発表資料 関連記事 「組織パフォーマンス」を改善する Tips はコーチングの文脈からもインスパイアされていて,コーチングを学ぶならまずこの本から読むのが良いのではないかなと思う. kakakakakku.h
2018年4月25日をもちまして、 『CodeIQ』のプログラミング腕試しサービス、年収確約スカウトサービスは、 ITエンジニアのための年収確約スカウトサービス『moffers by CodeIQ』https://moffers.jp/ へ一本化いたしました。 これまで多くのITエンジニアの方に『CodeIQ』をご利用いただきまして、 改めて心より深く御礼申し上げます。 また、エンジニアのためのWebマガジン「CodeIQ MAGAZINE」は、 リクナビNEXTジャーナル( https://next.rikunabi.com/journal/ )に一部の記事の移行を予定しております。 今後は『moffers by CodeIQ』にて、 ITエンジニアの皆様のより良い転職をサポートするために、より一層努めてまいりますので、 引き続きご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。 また、Cod
こんにちは、ウォンテッドリー株式会社の平野です。「より良い働き方(=ココロオドル働き方)」をしている企業を取材する本連載も、5回目を迎えました。 この度、お伺いしたのは、「フィットする暮らし、つくろう」をビジョンに掲げ、ECサイト「北欧、暮らしの道具店」を運営している株式会社クラシコム(以下、クラシコム)です。 暮らしを支える道具を扱う、人気のECサイト 「北欧、暮らしの道具店」は、北欧の暮らし方や働き方に魅せられた兄妹2人が2007年9月にスタートしたECサイト。北欧発のプロダクトをはじめ、日本を含むその他さまざまな国の暮らしを支える道具たちを取り扱っています。 また、商品の販売だけではなく、「朝ごはん特集」や「料理家さんの定番レシピ」、「スタッフの愛用品」などの読みものコンテンツの更新、リトルプレス「暮らしノオト」を発刊、オリジナルジャムの製造・販売と、ECサイトの枠に留まらない活動が
GMOペパボにおいて、チーフテクニカルリード(略称: CTL)という職位を作りました。既に以下のブログエントリで新任の2人がエントリを書いているところですが、制度設計者として、その背景を述べてみたいと思います。 diary.shu-cream.net ten-snapon.com GMOペパボの執行役員CTOになって1年半*1、その前に技術責任者に就任してから早2年*2が経過しました。その間、組織面においては、「いるだけで成長できる環境」*3、技術面では「事業を差別化できる技術」*4というコンセプトでやってきました。まだ道半ばではあるものの、逆にいえば、通るべき道は見えているともいえます。 そんな中で、この2年間、ずっと気にかかっていることがありました。 組織的にはエンジニアの人数が90人弱になり、近いうちに100人に達することでしょう。また、技術の移り変わりはますます早くなっていき、つい
たしか林達夫の西洋史に関する論考だったと思うのだが、「古代ギリシャは豊かなイメージがあるが、社会的な生産性はじつはかなり低かった。ギリシャ社会を支えていたのが、奴隷労働だったからだ」という説明を読んだことがある。林達夫はわたしの尊敬する思想家で、平凡社の『世界大百科事典』の編集長をやった博学の人だ。 人を動かすということが、技術リーダーとして面白い仕事をする必要条件だと、前回書いた。では、具体的に、人は何で動くのだろうか? 一番すぐに思いつくのは、給料などのお金だろう。お金という報酬で、人を動かす。会社というのは、そうなっている。業務上の命令通りに働けば、給料がもらえる。上司の覚えも良くなる。そむけば、叱責されて給料が下がったり、首になったりするかもしれない。つまりアメ(給料・昇進)と、ムチ(罰則・失職)で動かす訳だ。 ここで人を動かすために使われているのは、「強制力」(権力)である。強制
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