栃木県保険医協会(長尾月夫会長)が、県内の公立小中学校に子どもの歯の状況を尋ねたところ、5割を超える学校が、虫歯が10本以上あるなど「口腔(こうくう)崩壊」と呼ばれる状態の子どもがいると回答した。虫歯が見つかっても治療しないケースも多く、学校側から「家庭の意識が低い」「部活動や塾で受診が後回しになっている」などの声が上がっている。【萩原桂菜】 調査は、県内の医師・歯科医が加盟する同協会が9月に初めて実施した。県内の公立小中学校514校に調査票を送り、257校(回答率50%)の養護教諭らがファクスで回答した。