出版取次のトーハンは児童書の販売促進ツールとして「ミリオンぶっく」という小冊子をつくり、帳合書店の店頭で配布している。 ・こころを育てる絵本たち ミリオンぶっく これは累計発行部数100万部以上の絵本をまとめたもので、やり方はベタだが、それだけにわかりやすくて効果は固い。 絵本というジャンルはパキっとしたロングセラー偏重で、「ロングセラー在庫を切らさない」ということは、児童書売場作りの基本中の基本となっている。売れるかどうかわからん新刊よりも、売りが見込めるロングセラーを押さえておく。このルールに沿えばすくなくとも売上のベースラインを作ることができる。逆に、これができなかったら担当失格とも言える。 では、絵本って新刊はどれくらい売れているのか? だいぶ前にそれを調べたことがある。 集計方法は、某全国チェーンの実売データを参照し、 ・発売日から2か月以内を「新刊」 ・発売日から2か月以上を「