東京電力グループで、新型コロナウイルスの感染者が相次いで発生している。 東電はこれまで、送配電会社「東京電力パワーグリッド」や火力発電・燃料会社「東京電力フュエル&パワー」など主要グループ企業に限って、感染が確認された人数や状況をホームページ上で開示してきた。 だが、東洋経済の取材により、グループ全体では4月30日までに公表していた数字(11人)の倍に相当する22人(委託先企業の社員を含む)の感染者が出ていたことが判明した。 柏崎刈羽原発でも感染者が判明 これまでに感染が確認されたのはいずれもグループ中核企業のうち、前出の2社に加え、持ち株会社の東京電力ホールディングス、東京電力エナジーパートナー(電力・ガス販売業務)などだ。それ以外にも、東電がグループ企業と位置づけている関電工で6人、東電タウンプランニングで2人、東光高岳で1人、東電物流で1人、テプコ・ソリューション・アドバンスで1人(