米コムキャスト傘下のユニバーサル・ピクチャーズとAT&T傘下の米ワーナー・ブラザースは、米国とカナダでのDVDとブルーレイの販売で合弁会社の設立を目指すと明らかにした。合弁事業の対象には新旧の映画作品やTV番組が含まれる。設立には規制当局の承認が必要となる。 業界団体のデジタル・エンターテイメント・グループ(DEG)によると、米国でのDVDの売上高は2005年のピーク時の163億ドル(1兆7900億円)から80%近く減少した。 米国でのホームエンターテインメント事業の売上高は、16年にデジタル配信が実物を抜き去った。DEGによると、昨年のストリーミングやダウンロードなどデジタルの売上高は204億ドルだった。 承認された場合、動画配信サービスの立ち上げ準備の最中にあって、両社のコスト削減に寄与する可能性が高い。どの程度の経費削減が見込まれるのかについて、両社はコメントを控えた。...