家族の歴史を徹底追跡するNHK『ファミリーヒストリー』を見て、自分の先祖について知りたくなる人は多いのではないだろうか。果たして自家の歴史をどこまでたどることができるか調べてみよう。 先祖探しのキーワードは、「上から」と「下から」 「先祖のことを知りたい」という人が、近年増えている。10年ほど前から、家系図作成や先祖探しを専門としている行政書士の丸山学さんのところには、いまや年間80~100件もの依頼があるそうだ。「皆さん、親が亡くなった後などに、『ご先祖について聞きそびれてしまった、この機会にちゃんと知っておきたい』と思われることが多いようです」。 年を取って、自分のルーツが知りたくなる気持ちはわかるが、意外と30代、40代からの依頼も多いという。親がまだ健在なら、ぜひ今のうちにいろいろ聞いておきたいものだ。「明治時代までは、戸籍をたどることができます。 それより古い先祖の歴史をひもとく