19日から配信が始まる「週刊ヤマケイ」の表紙=山と渓谷社提供19日に配信が始まる「週刊ヤマケイ」=山と渓谷社提供 山岳遭難が増加傾向にあるなか、山の最新情報を安全な登山に生かしてもらおうと、山と渓谷社は19日から、日本アルプスや八ケ岳などの山岳地の情報を載せる電子雑誌「週刊ヤマケイ」を無料で配信する。 紙で発行する山の雑誌は季節感を出すために1年前の同じ時期に取材して記事を書いており、最新情報は掲載できなかった。「週刊ヤマケイ」は、全国の山小屋のスタッフや登山ガイド約50人などに依頼して最新情報を収集。登山道の状況や危険箇所、高山植物の開花状況などを配信する。 警察庁によると、2010年は2396人が山で遭難。1961年以降最多を記録した。同社は「現地の最新情報を的確に把握することで未然に防げたケースもある」と分析。久保田賢次編集長は「山を愛するすべての人に登録していただき、安全、確