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物語とbookに関するImamuのブックマーク (9)

  • 『フィクションの中の記憶喪失』小田中章浩(世界思想社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋ウェブストアで購入 記憶喪失や殺人といった非日常的なことが、テレビドラマなどで頻繁に都合よく使われる。現実味の乏しい設定に、うんざりすることもある。そんな記憶喪失も、「虚構の世界、たとえば小説に描かれるようになったのはさほど古いことではない」という。 著者、小田中章浩が問題にするのは、「さまざまなフィクションが記憶喪失という現象をどれほど正確に再現しているかということではなく、記憶喪失を基にしながら、フィクションの制作者たちが想像力を駆使してどれほど興味深い物語を作り上げたかということである。別の言い方をすれば、記憶喪失が虚構の世界においてどのように「表象」されているか」である。つまり、滅多におこることのない記憶喪失を使って、いかに虚実ない交ぜの社会を描き、読者や観客を「楽しませる」かが、制作者の腕の見せどころとなる。 さらに、書の狙いは、つぎのように説明されている。「神話や伝

    『フィクションの中の記憶喪失』小田中章浩(世界思想社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    Imamu
    Imamu 2014/01/10
    「記憶喪失が虚構の世界で描かれるようになったきっかけのひとつに、戦争がある」「第一次大戦~表象としての記憶喪失は、この戦争で知られるようになったシェルショックという現象と関係」
  • 売春する女性が「同情されない」ゆえの困難 【鈴木大介×荻上チキ】vol.3 | 日刊SPA!

    鈴木大介×荻上チキ対談「絶望を減らす作業をしよう――」Vol.3 ほぼ同時期に発売された売春をめぐる2冊の。荻上チキ氏による『彼女たちの売春(ワリキリ) 社会からの斥力、出会い系の引力』と、鈴木大介氏による『援デリの少女たち』。荻上氏は出会い系を通じフリーで売春を行う女性を対象に、膨大なデータと証言を集め、鈴木氏は援デリ業者とそこで売春を行う少女たちを徹底的に追った。2人がみた光景は重なりつつも、同時にまったく異なる色合いをみせる。彼らは何を見たのか――。 ⇒Vol.2『「望まない売春」を減らすことはできるか?』 https://nikkan-spa.jp/345862 90年代、「成熟した社会における少女たちの価値観の変化」といった切り口で、エンコーという名の売春は語られた。それはそれでひとつの説明ではあったかもしれない。が、そんな納得しやすい一言で分析できるほど、“彼女たち”“少女た

    売春する女性が「同情されない」ゆえの困難 【鈴木大介×荻上チキ】vol.3 | 日刊SPA!
    Imamu
    Imamu 2012/12/13
    「行間で彼女たちの苦しさを受け止めてくださいと~そうは読んではもらえない。どうしても、彼女たちになすりつける何かを」「物語に対して「描写」で対抗~データを集めた~単純に物語化させられないような描写」
  • 日経BP

    株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分

    日経BP
    Imamu
    Imamu 2011/11/28
    『「まどか☆マギカ」と「フラクタル」』「ニコニコ動画~ツッコミばかり~じぶんの好き嫌いだけでツッコんじゃう~個性だと思ってしまう」
  • 「比較優位」の考え方では、すべての面で能力に劣る人でも仕事に貢献できる | BPnetビズカレッジ:仕事術 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

    株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分

    「比較優位」の考え方では、すべての面で能力に劣る人でも仕事に貢献できる | BPnetビズカレッジ:仕事術 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉
    Imamu
    Imamu 2011/11/21
    「「プリキュア大人一枚」って言ったあとに「おひとりでよろしいですか?」と」「心のなかのミラクルライト」「言語化できる人たちのことばによって制作者側に伝われば、短命に終わってしまうのをちょっとでも防」
  • 『セカイ系とは何か ポスト・エヴァのオタク史』 (ソフトバンク新書) - WEBスナイパー

    『新世紀エヴァンゲリオン』以後のオタク評論が扱ってきた自意識の問題を軸にして、アニメ、ゲームライトノベル、批評などなど日のサブカルチャーを中心に大きな影響を与えたキーワード「セカイ系」を読み解き、ポスト『エヴァ』の時代=ゼロ年代のオタク史を論じる一冊。 『セカイ系とは何か』はタイトルが示すように「セカイ系」とは何かを説明しているだが、同時に「セカイ系」を一つの基準として、1995年以降のオタク史を概観するである。1995〜1999年、2000〜2003年、2004〜2006年、2007〜2009年の四つに区切り、エヴァンゲリオンの登場と影響、その後に現われた作品傾向、セカイ系という言葉の拡散、現状と諸問題を、それぞれ整理して流れを解説する。 「セカイ系」というのはフィクションの傾向の一つと考えて問題ない。時代によって意味も受容のされ方も異なるが、原義(2002年)は「エヴァンゲリ

    Imamu
    Imamu 2010/02/21
    ばるぼら氏『「中間領域のない作品」設定についての系譜』「『ニュータイプ』1998年10月号に掲載された庵野秀明と幾原邦彦の対談」『演劇に接近していた両監督がある種の物語傾向に違和感を持っていたことの意味』
  • 好奇心は少女を殺す「少女が知ってはいけないこと」

    「そりゃやっぱり×××でしょうゲヘヘ」なんて邪な心で読んだら、豪快に投げられた。 少女論のフリをしているものの、書は物語論、しかもアニミズム的説明知まで深堀りしている学術寄りの論文集。ギリシア神話や北欧伝承、古事記、ディズニー映画「美女と野獣」を読み解いて、「説明知としての物語」を詳らかにしている。 amazonにある惹句「大人のための物語論」は絶妙で、「眠れる美女」が起きないことをいいことに、イタして孕ませたりする伝承や、天真爛漫な「ラプンツェル」を○○して××する挿話など、「オトナの」要素に事欠かない。(余談だが、「ラプンツェル」は、ディズニープリンセス映画として来夏に公開される。○○して××するところは物語の性質上不可避なので、どう演出されるかが見所) 実は、お題そのものに欺瞞が隠されている。「知ってはいけない」という禁止は、禁止対象を示すことになり、そもそも知らずに済んだことを

    好奇心は少女を殺す「少女が知ってはいけないこと」
    Imamu
    Imamu 2008/10/25
    『鍵は禁忌と同時に侵犯のメッセージを与えている。つまり、「開けるな(=開けろ)という二重のメッセージ」を伝えている』『知を得ようとする女の侵犯こそが、人類のさまざまな不幸の根源にしたい意思』
  • 『ゲーム的リアリズムの誕生――動物化するポストモダン2』 - logical cypher scape2

    この記事の目次 外観 装丁や文体(?)に関して 全体要約 書の全体について 「メタリアルフィクションの誕生」との比較 書のもとになった連載記事との比較。特に、削除されてしまった柄谷行人に関する議論について 大塚英志 書と大塚英志の関係 コミュニケーション 書と宮台真司の関係 自然主義的読解と環境分析的読解あるいはポップ文学とメタリアルフィクション 書と仲俣暁生の関係、並びに阿部和重を環境分析的読解する試み メタ物語的な詐術とセカイ系と青春小説オタク」の生を肯定するか否か、あるいはポストモダンの実存文学としてのメタリアル青春小説?? 自分の考えとの接合 個人的なメモに近いが、自分の理論と書の関係 「限界小説書評」「小説の環境」 書に関係する、若手の評論の紹介 外観 書の内容について入る前に、いくつか。 講談社現代新書はリニューアルに伴って明らかに装丁が悪くなったが、書の

  • 2007-03-21

    カメラマンの鴨志田穣さんが死去 http://www.asahi.com/obituaries/update/0320/005.html だからこれはどういうニュースなのだ。『アジアパー伝』(ISBN:406273740X)を読んだときには不遜にも「このひとには物書きとしての才能はないな」と思ったオレだが、絶筆を読み、文章力が格段に向上しているのに驚いた。が、いまとなって文章力の向上など、何の役にも立つものでもない。そもそも内容といい、公開されるタイミングといい、これが絶筆であるのははやすぎるエイプリルフール・ジョークだとしか思えない。 今日も今日とて『ゲーム的リアリズムの誕生』を読み進める。第1章のBパートまで読んだ時点で大きな疑問に捉われたので、メモしておく。 「AERA」には養老孟司、池田清彦、吉岡忍による「深読み斜め読み拾い読み」という鼎談が連載されており、先週号では時代小説が取り

    2007-03-21
    Imamu
    Imamu 2007/03/22
    『時代小説(および一部の歴史小説)では近代文学(自然主義的リアリズム)における「人物造形」を省力化できる。』
  • 論じてほしかったこと -東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』-

    ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書) 作者: 東浩紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/16メディア: 新書購入: 34人 クリック: 461回この商品を含むブログ (462件) を見る 僕をエロゲーマーにしたきっかけの一つである動ポモの続論ということでずいぶん前から期待しつつ刊行を待っていた書だけど、現在のややしらけた状況を反映してか、分厚さの割には新鮮味はあまり感じられなかった。まあ、存在論的、郵便的に始まり、メルマガ波状言論や情報自由論まで読んでいたくらいなので、いまさら何かまったく新しいものを期待するのは贅沢すぎることだけど。 全体的に、自分の立場の弁明みたいなことに割かれているスペースが大きく、特に前半の理論編では大塚英志や伊藤剛などの論をまとめつつという感じだったので、この辺の一回読めば十分ですっていうような抽象的な話はもっと

    Imamu
    Imamu 2007/03/19
    『メタ的な構造の作品は現代日本のオタク文化にのみ結実したものではない』『ロマン主義流行期のヨーロッパ文学が経験した道』
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