新システムを入れる、ただしカスタマイズはしない――社内の反対にぶれなかったコニカミノルタの決断:幹部を支えた“過去の教訓”(1/2 ページ) 日本企業の多くが行うといわれるシステムのカスタマイズ。しかしコニカミノルタの調達部門は、新システム導入の際、社内の大反対に遭ってもカスタマイズを最小限に抑える決断を下した。その理由と、決断を支えた過去のある教訓とは。 基幹システム導入の際、日本企業の多くが行うといわれるのがカスタマイズだ。社内独特の業務手順などに合わせた結果、導入作業の多くを占めることもある。一方、カスタマイズが原因で、アップデートや他システムとの連携で問題が起こるケースも多い。 そんな中、ある基幹システムを導入する際、社内の反対に遭っても“カスタマイズをできるだけなくす”決断を通した大企業がある。それがコニカミノルタだ。 カメラ企業だったミノルタとフィルム企業のコニカが合併してでき