東京大学大学院の研究グループは、あぜの草刈りを控えると、ソバの結実率が最大3割ほど上がることを確かめた。雑草がソバの受粉を促す昆虫の寝床として機能し、昆虫の数が増えたためとみる。一方、雑草は水稲に被... 記事の続きを読むには、こちらから会員登録(有料)が必要です>> 会員登録(有料) はこちら ログイン 日本農業新聞公式ウェブサイトの全ての機能をご利用になるには、会員登録が必要です。 メールアドレス、パスワードを入力後、「ログイン」ボタンを押してください。
東京大学大学院の研究グループは、あぜの草刈りを控えると、ソバの結実率が最大3割ほど上がることを確かめた。雑草がソバの受粉を促す昆虫の寝床として機能し、昆虫の数が増えたためとみる。一方、雑草は水稲に被... 記事の続きを読むには、こちらから会員登録(有料)が必要です>> 会員登録(有料) はこちら ログイン 日本農業新聞公式ウェブサイトの全ての機能をご利用になるには、会員登録が必要です。 メールアドレス、パスワードを入力後、「ログイン」ボタンを押してください。
招かれた天敵――生物多様性が生んだ夢と罠 作者:千葉聡みすず書房Amazon 本書は進化生物学者千葉聡による天敵を利用した生物的防除の歴史を扱う大作.千葉は「歌うカタツムリ」でカタツムリを題材に淘汰と浮動の進化観をめぐる壮大な進化学説史を語ってくれたが,本書では生物的防除の成功と失敗の歴史を滔々と語り,そのストーリーテラーの才能をまたも披露してくれている. 序章にあたる「はじめに」では,「自然」という著しく複雑で多様な系に対して科学の手法であるモデル化で対応することの限界とリスクが指摘され,より良い解決を望むなら歴史を知ることが有益ではないかと示唆されている.本書は有害生物防除についての歴史を知るために書かれているのだ. 第1章 救世主と悪魔 冒頭はレイチェル・カーソンの「沈黙の春」から始まる. 1939年に殺虫効果が発見されたDDTは人体への危険がほとんどないと認識され,マラリア撲滅の切
2022年12月24日、土曜日。世間は週末でクリスマスイブ。 同世代の大学生たちが友達や大切な人と過ごす写真がInstagramにあふれる日。 そんな日の朝10時から、私(出口真愛)は神戸市北区の山の中に来ていました。 極寒の山道 自分史上かつてないクリスマスイブ 自分史上、例を見ない特殊なイブやな……。 なんて思いながら、白い息を吐き、耳が冷たくなるのを感じつつ、山道を登っていきます。 絶滅が危惧される希少な植物を守るという「草刈り」に参加するためです。 この日集まったのは、神戸を拠点に里山・里海の再生に取り組む私たち学生団体「Re.colab KOBE(リコラボコウベ)」の大学生3人のほか、農家の方や、高校で教師をしている方など十数人。主催するのは、神戸市で活動する市民団体「里地・里山の保全推進協議会」です。 参加者みんなで手鎌や両手ばさみ、草刈り機などを手に、うっそうと茂るススキやサ
森林の送電線の下には周囲より多くのチョウがいて、送電線が種の保全に一役買っていることが分かった、と東京農工大学などの国際研究グループが発表した。樹木が送電線に接触しないよう伐採が行われて草地が保たれ、さまざまな植物群落が存在。これにより、チョウの幼虫が食べる葉や成虫が蜜を吸う花が豊富に存在するためとみられる。 日本では昔から野焼き、薪刈りや柴刈りといった活動で草地が保たれ、そこにさまざまな生物が暮らしてきた。しかし戦後は自然資源の利用が低下してこうした草地が減少。林業の低迷や樹木の伐採を遅らせる手法の展開により、草地の生物がいる幼齢の人工林も減る傾向にある。 一方、国内には9万キロに及ぶ送電線があり、このうち樹木の接触を防ぐために伐採が定期的に行われている場所の周辺では、さまざまな状態の植物群落が連続的に存在する。研究グループはこれに着目し、チョウの生息場所としての送電線の下の評価に臨んだ
ニュース 架線下路線の線路脇にも多数いる? 東京大や東京農工大の調査結果から想像 東京農工大学大学院農学府農学専攻 沖和人修了生、同大学院グローバルイノベーション研究院 小池伸介教授、東京大学大学院農学生命科学研究科 曽我昌史准教授、オーストラリアクィーンズランド大学生物科学部 天野達也博士らの国際共同研究チームは、針葉樹人工林(人工林)景観に存在する送電線の下には、周囲に比べて多くの種類のチョウが利用していることを明らかにした。 送電線下では、樹木が送電線に接触しないように樹木の伐採が定期的に行われている。これにより、さまざまな状態の植物群落が連続的に存在し、チョウの幼虫が食べる植物(食餌植物)や、成虫が吸蜜する花が豊富に存在することが上記の結果のメカニズムとして考えられるという。 架線周辺や線路脇の樹木や雑草は定期的に伐採されているというから、電化された鉄道路線のまわりにもチョウが多数
田んぼの雑草と、ホタル 2021.07.18 連載 : 農家酒屋「SakeBase」の一年 ~田んぼの開墾から酒造りを始める酒屋~ 農薬や除草剤、化学肥料を使わずに酒米・山田錦を育てる農家酒屋「SakeBase」の田んぼは、今、稲の成長とともに、雑草たちも伸びざかり。この時期の雑草取りは重労働ですが、自然環境を重視した米作りをしてきているからこそ、ホタルの数も2年前より増えてきました。 雑草の生える田んぼ、生えない田んぼ 米作り2年生の今年は、抑草の方法を研究中 今年は千葉市緑区の土気(とけ)地域で、離れた2ヶ所の田んぼで山田錦を栽培しているSaekBase。そのどちらも無農薬、無肥料栽培だが、それは単に「安心安全な原料を」というだけではない。「この土気の土、水、空気を、純粋に米に表現したいという気持ちが大きいです」とSaekBase代表の宍戸涼太郎さんは話す。農薬や肥料など人為的な要素を
外国から持ち込まれて日本に生息している外来生物は珍しいものではありません。日本中に広がって繁殖し、もはや外来と思わなくなるほど身近にいる生物がたくさんいます。 外来生物(外来種)とは 他地域から人為的に持ち込まれた生物のこと。 生態系や経済に重大な影響を与えることがあり、環境問題のひとつとして扱われる。 出典 外来種 - Wikipedia 英語では「alien species」もしくは「invasive species」という 出典 外来種 - Wikipedia まさにエイリアン! (英語でいう)エイリアンとかインベーダーが、 この日本であなたの身近にたくさんいるという事実w オカダンゴムシ いわゆる普通の「だんごむし」 現在では世界中に生息しているが、 ヨーロッパ原産といわれている。 元々、日本には生息していなかったが、明治時代に船の積荷に乗ってやってきたという説が有力である。 出典
オオカバマダラの翅が大きくなっていることが最新の研究でわかった。気候変動によって繁殖地が北上し、長い距離を移動せざるを得なくなったためかもしれない。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) オオカバマダラというチョウは、毎年秋に大移動をすることで知られる。夏のすみかである米国北部とカナダから、冬の生息地であるカリフォルニア州とメキシコへ集団で移動するのだ。だが、最長4800キロにも及ぶ壮大な渡りは、過去のものになるかもしれない。 2018年11月にオオカバマダラの西部個体群(北米西部に生息)を調査したところ、カリフォルニア州で冬を越す個体数が、わずか2万456匹にまで急減したことがわかった。昨年と比べて86%も減少している。また全米野生生物連盟によると、今年メキシコで越冬している東部個体群(北米東部に生息)は、昨年に比べて
農作物に害を与え、悪臭を放つマルカメムシの幼虫を食べる外来種のテントウムシ「ムネアカオオクロテントウ」が近年、関東や関西の都市部周辺に生息地を広げている。マルカメムシが減れば農作物には有益に思われるが、一方でつる性植物クズにとってマルカメムシは「天敵」だ。繁殖力の強さが問題になっているクズの繁茂を促す恐れもあり、専門家は生態系への影響を懸念している。【矢追健介】 ムネアカオオクロテントウは、中国南部や台湾、東南アジア原産。6~7ミリ程度の丸くて黒い体をし、頭や胸、腹、脚がオレンジ色をしている。大阪市立自然史博物館によると、国内では2014年に東京都大田区で初めて生息が確認された。関西では15年に大阪府南部で見つかり、隣接する京都府や奈良県、兵庫県などでも確認されている。日本に来た経路は不明だが確実に分布を広げている。
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