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  • 巨大古代サケの驚きの顔が明らかに、鼻先から牙が横に突出

    最新の研究で、スパイクトゥースサーモン(Oncorhynchus rastrosus)の復元図が示された。以前はセイバートゥースサーモンと呼ばれていたサケの仲間だ。(ILLUSTRATION BY RAY TROLL) 1972年、体長約2.5メートルにもなる史上最大のサケを発表した古生物学者たちは、この魚は陸を歩いていたサーベルタイガー(剣歯虎)の水中版だと考えた。サケの上顎(あご)から、2の湾曲した歯が下向きに突き出ているとされたからだ。(参考記事:「絶滅動物サーベルタイガー、驚きの暮らしが判明」) しかし今、新たな研究により、1200万〜500万年前に生きていたこのサケ(Oncorhynchus rastrosus)の象徴的な顔が覆された。2の印象的な歯が「鼻先」から、キョンやイボイノシシのように、横向きに突き出ていたと実証されたのだ。論文は4月24日付けで「PLOS ONE」に

    巨大古代サケの驚きの顔が明らかに、鼻先から牙が横に突出
  • 娯楽か賭博か 「いつでもどこでもスマホでギャンブル」の米国

    わざわざカジノに出掛けなくても、スマートフォンさえあればギャンブルできる時代になった。米国のギャンブル事情はこの数年で様変わりし、オンラインでギャンブルを始めて続けることがどんどん容易になっている。(PHOTOGRAPH BY GEORGE ROSE /GETTY) ギャンブルは歴史を通じて定期的に大流行してきたが、最新のピークは今かもしれない。きっかけは2018年、米連邦最高裁判所が「プロ・アマスポーツ保護法(PASPA)」を覆したことだ。この連邦法が存在したことで、米国ではほとんどの州がスポーツ賭博を禁止していた。(参考記事:「中国で競馬が復活、建国以来初」) 米連邦最高裁の判決をきっかけに、一夜にして、スポーツ賭博の広告がちまたにあふれた。今や、スポーツ中継だけでなく、スポーツ以外の番組やオンラインのあらゆる場所で広告を目にする。 この判決が下されてからの5年間で米国民はスポーツに2

    娯楽か賭博か 「いつでもどこでもスマホでギャンブル」の米国
  • 【動画】新種のタイガーキャットを発見、でもすでに絶滅の危機

    中南米に生息しているクラウドタイガーキャット。(無音の映像です)(VIDEO BY JOEL SARTORE, PHOTO ARK) ネコ科の動物のうち、ライオンやトラのことはみなよく知っている。だが、イエネコとほぼ同じ大きさで、中南米に生息するタイガーキャット(ジャガーネコ)についてはどうだろう? 実を言うと、専門家もあまりよくわかっていなかった。これまで正式にタイガーキャットとして認められていたのは、ノーザンタイガーキャット(Leopardus tigrinus)とサザンタイガーキャット(L. guttulus)の2種だけだった。ノーザンタイガーキャットはさらに、3種の亜種に分かれている。いずれも見た目は似ているが、1月29日付けの学術誌「Scientific Reports」に、さらに新種のクラウドタイガーキャット(L. pardinoides)を発見したという論文が発表された。これ

    【動画】新種のタイガーキャットを発見、でもすでに絶滅の危機
  • 中国発の刺激的な調味料「チリクリスプ」がホットな話題

    トウガラシは現代の中国料理に欠かせないものだが、この植物が中国に伝来したのは16世紀のことだ。その後、数百年をかけて改良され、現在、中国は世界一のトウガラシ生産国だ。(PHOTOGRAPH BY MARIAH TAUGER, LOS ANGELES TIMES/GETTY IMAGES) 米国の家庭がとても欲しがり、レストランでは大胆なレシピを生み出しているもの。その正体はチリクリスプで、今や品界のスターだ。トウガラシ、油、そしてニンニク、タマネギ、サンショウ、さらには発酵大豆などが入った中国の調味料であり、その万能性と刺激で存在感を示している。 しかし、どうしてこのような調合になったのだろう? ここでは、チリクリスプがどのように生まれ、なぜ今これほど愛されているのかを紹介しよう。 スパイシーな始まり 「トウガラシは昔から中国にあったわけではない」と米ウィットマン大学の歴史学教授で、『T

    中国発の刺激的な調味料「チリクリスプ」がホットな話題
    agrisearch
    agrisearch 2024/04/21
    トウガラシとラー油。「韓国系米国人の有名シェフであるデイビッド・チャン氏のブランド「モモフク」が2024年3月、ほかのメーカーが「チリクランチ」という名称を商品に使用するのをやめさせようと試み…」
  • 世界中の人々をひきつける“最後の孤立部族”、センチネル族とは

    センチネル族。(PHOTO ILLUSTRATION: IAN WOODS. SOURCE PHOTOS: GAUTAM SINGH, ASSOCIATED PRESS (ISLAND); NUTU, ALAMY STOCK PHOTO (BOATMEN)) 2018年11月、米国人の若い宣教師がインド洋に浮かぶ孤島のビーチに漁船から泳いで上陸したところ、島の孤立部族に弓矢で殺害された。アンダマン・ニコバル諸島の小さな島、北センチネル島でのこの事件の知らせは、世界中の人々を魅了した。ほとんどの人は、今でも外界からほぼ完全に隔絶された状態で暮らしている狩猟採集民が現代でも存在することを知らなかった。 自信に満ちた26歳の宣教師ジョン・アレン・チャウ氏は、「サタンの最後の砦」かもしれないと感じたこの島の部族を改宗させることを目指していた。しかし、彼の短い訪問は、21世紀らしい別の栄光をもたらし

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    agrisearch 2024/04/13
    アンダマン・ニコバル諸島
  • 美肌で人気のLED光治療、効果や製品の選び方を専門家に聞いた

    写真のようなフルフェイスのLEDマスクは、米国で数千ドル(数十万円)することがある。皮膚に赤色光を当てると、コラーゲンの生成や血行を刺激し、アンチエイジング効果も期待できるが、光治療はその他の肌トラブルの万能薬ではない。(PHOTOGRAPH BY TONJE THILESEN) 1960年代半ば、ハンガリーの医師エンドレ・メスターが、増殖する腫瘍に対する影響を調べるため、剃毛したマウスの皮膚に低出力レーザーを当てたところ、予想外の効果を観察した。赤色の光が、マウスの発毛を促進しているらしいことがわかったのだ。さらに、その後の研究で、この光には傷を治す効果があることも示された。 それから60年後、この偶然の発見は、今や発光ダイオード(LED)を使った医療処置や家庭用器具の一大市場へと発展している。 フェイスマスクから全身マスク、持ち運び可能なスティック型の機器まで、高い熱を発しない低出力の

    美肌で人気のLED光治療、効果や製品の選び方を専門家に聞いた
  • 英国の謎の地上絵の年代がついに判明、モデルはヘラクレスか

    英国南西部の丘の斜面に、石灰岩を利用して描かれた「サーン・アバスの巨人」。身長が18階建てのビルに匹敵し、「サーン・アバスの野蛮人」とも呼ばれている。(PHOTOGRAPH BY 4 SEASON BACKPACKING, SHUTTERSTOCK) 英国南西部の農村地帯、サーン・バレーの丘の急斜面に、全長55メートルもの巨大な裸の男の絵が描かれている。いつの時代のものなのか、誰も知らない。その白い線は、緑の草を取り除いて白い石灰岩をむき出しにすることによって作られている。「サーン・アバスの巨人」として知られるこの絵は、それが何なのかを説明しようとする人々を長年の間困惑させてきた。しかし学術誌「Speculum」2024年1月号に発表された最新の研究は、これがいつ、何のために描かれたのかを、歴史との関連とともに明らかにしている。 異教の神か、政治風刺画か、神話の英雄か 男は片方の腕を伸ばし

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    agrisearch 2024/04/12
    件の「サーン・アバスの巨人」
  • 7300年前の鬼界カルデラ噴火、過去1万年で世界最大と判明、鹿児島沖

    九州南方沖の海底火山、鬼界カルデラが起こした7300年前の「アカホヤ噴火」が、完新世(1万1700年前~現在)で世界最大の噴火であることが分かったと、神戸大学の研究グループが発表した。海底に堆積した噴出物の量を船で詳しく調べるなどして判明した。この噴火は南九州の縄文人に壊滅的な被害を与えた。研究グループは「このような噴火が発生すれば、火砕流や火山灰が現代文明に及ぼす影響は計り知れない」としている。 鬼界カルデラは鹿児島市の南約100キロにあり、長さ25~15キロほどの楕円(だえん)状。噴火でマグマが一気に噴き出し、地下の空洞になった所が落ち込んでできた陥没地形「カルデラ」が、巨大噴火の繰り返しにより複合しているとみられる。直近の巨大噴火がアカホヤ噴火で、火山灰は東北地方の一部にまで飛んで積もっており、考古学などで年代判定の手がかりとして利用されている。カルデラの縁は外輪山と呼ばれ、噴火を繰

    7300年前の鬼界カルデラ噴火、過去1万年で世界最大と判明、鹿児島沖
  • 火の玉や「妖精の輪」など、湿地の怪奇現象を科学で解明

    英国イングランド東部ケンブリッジシャー・フェンズの凍った湖。この地方には様々な湿地や泥炭地があり、そこから幽霊や妖精の伝説が数多く生まれた。(PHOTOGRAPH BY PAUL HART) 深い霧に包まれた沼や湿地は、いかにも怪談やホラー映画の舞台になりそうだ。暗闇に光る火の玉や霧の向こうの黒い魔犬、妖精がつくる謎の輪など、昔から奇怪なものを見たという目撃談に事欠かない英国のイングランド東部も例外ではない。今でも、日が沈んで暗闇に包まれた沼地にひとたび迷い込めば、腐った水と黒い泥に足を取られ、底なしの沼に引きずり込まれてしまわないとも限らない。(参考記事:「人間の足が続々漂着「セイリッシュ海の謎」、科学で解明」) 北海からケンブリッジまで広がる面積約3900平方メートル(ほぼ滋賀県の面積に相当)の沼沢地帯は、地元では「ザ・フェンズ」と呼ばれている。フェン(fen)には英語で「沼沢地」とい

    火の玉や「妖精の輪」など、湿地の怪奇現象を科学で解明
  • なぜ女性は自己免疫疾患にかかりやすいのか、新たなしくみを解明

    免疫系が不調をきたして自分の細胞を攻撃すると、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、関節リウマチなど80種類以上の自己免疫疾患が引き起こされる可能性がある。写真は、皮膚筋炎と呼ばれる自己免疫疾患で現れた全身の発疹。(PHOTOGRAPH BY LULIIA BURMISTROVA, GETTY IMAGES) 健康な免疫系は、体を病気や感染症から守ってくれる。しかし、およそ10人に1人(その8割が女性)は、体の免疫系が不調をきたして、自分自身の細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患にかかる。最近の研究によると、男性より女性の方がかかりやすい理由は、女性が持つ2つのX染色体のうち1つを停止させるメカニズムと関連している可能性があるという。 女性の体の細胞では、「Xist(イグジスト)」と呼ばれる分子の働きで、2つあるX染色体の1つが不活性化している。2月1日付けで学術誌「Cell」に発表された米ス

    なぜ女性は自己免疫疾患にかかりやすいのか、新たなしくみを解明
  • 「顔ダニ」は誰の顔にもいる、いったい何をしているのか?

    ほとんど誰の顔にもいるダニは、どんなふうに生活し、私たちにどんな影響を与えているのだろうか。ナショナル ジオグラフィック別冊『禁断の世界 科学で解き明かす、見たくないけど見たいもの』から抜粋して紹介する。 顔ダニは皮膚のさまざまな症状を引き起こすとされてきたが、今ではとらえ方が変わってきている。(ILLUSTRATION by ARMANDO VEVE) 今この瞬間にも、何百匹、あるいは何千匹ものごく小さな8脚の動物が、私たちの顔の毛穴の奥深くにこっそりすみついている。私の顔にも、あなたの顔にも、あなたの親友の顔にも、知り合いや恋人の顔にも、ほとんど誰の顔にでもこの生きものはいる。彼らはある意味、私たちに最も近いパートナーだ。 その生きものとはダニだ。体は小さいが、クモガタ類に属し、クモの仲間とされる。あまりにも小さいので肉眼では見えず、動き回っていてもその動きを感じることはない。そもそ

    「顔ダニ」は誰の顔にもいる、いったい何をしているのか?
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    agrisearch 2024/04/10
    『禁断の世界 科学で解き明かす、見たくないけど見たいもの』/ニキビダニ、コニキビダニ。
  • 【動画】回る奇病で死ぬ希少ノコギリエイ、前例ない緊急事態に

    米フロリダ半島の先に延びるキーズ諸島では、最近、急激に衰弱して死に至る謎の病気が発生している。絶滅の危機にあるノコギリエイ科のスモールトゥース・ソーフィッシュにも被害が出ているため、米国の科学者たちは4月から米国史上初の試みとして、緊急の取り組みを開始した。 4月上旬時点ですでに30匹のソーフィッシュが死んでおり、そのすべてが体長2メートルから4メートルの成魚か成魚に近い幼魚だった。大西洋全域での乱獲と生息地の喪失により、野生のスモールトゥース・ソーフィッシュの群れは2つしか残っていない。そのうちの1つであるフロリダの群れには、繁殖可能なメスは650匹ほどしかいないようだ。(参考記事:「【動画】魚がぐるぐる回り続けて死ぬ奇病が拡大、原因不明」) 「絶滅の危機に瀕している種にこれほど致命的な影響が及ぶことは過去に例がありません。そのため、前例のない対応が必要になります」と、米海洋漁業局のソー

    【動画】回る奇病で死ぬ希少ノコギリエイ、前例ない緊急事態に
  • 菌類が織りなす、神秘の世界

    ギリシャのハルキディキ半島で木から垂れ下がったキノコ。英語で「サンゴのとげ」と呼ばれる。(PHOTOGRAPH BY AGORASTOS PAPATSANIS) 太古の昔から地球上の生命にとって欠かせない存在となってきた菌類。私たちの体内にも、身の回りにも潜むが、その重要な役割の多くはまだ解明されていない。キノコやカビ、酵母が秘めた独特な世界を探検する。 植物、動物、菌類 菌類は分類学上、植物とも動物とも違う界である「菌界」を形成していると考えられている。私たちが知る地球上の植物や動物の多くが菌類なしでは存在できない。 たとえば、菌根菌と呼ばれる菌類は、少なくとも4億年前から植物の陸上進出を助けてきた。そこにはごく基的な取引がある。菌類はさまざまな動植物と共生関係を結んで養分を吸収し、分布域を広げていくのだ。現代の大半の植物では、根にすみ着いた菌類が、光合成の産物である糖を分けてもらう代

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  • ビタミンの名前の由来は? 日本人も担った発見の黄金時代

    米シアトルのティルス・フェスティバルで並べられたニンジン。(PHOTOGRAPH BY SAM ABELL / NATIONAL GEOGRAPHIC IMAGE COLLECTION) 風邪にはビタミンCがいい? 天気の良い日はビタミンDがたくさん取れるチャンス? それらの真偽はさておき、ビタミンが健康維持に欠かせないのは常識だ。しかし、ビタミンはどうやって名前が付けられたのか? それに、ビタミンはそもそもいつ発見されたのだろうか?(参考記事:「「ビタミンCで風邪を予防」のウソ、誤解生んだノーベル賞化学者」) ビタミン発見の前は 人間は、事が健康に関係していることを古くから理解していたが、化学や物理学、生物学の発展に支えられて現代の栄養学研究が登場するまでには長い年月を要した。初期の栄養学で実験の中心となったのは、1772年に発見された窒素だった。そこでは、べ物の中に窒素があるかどう

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    agrisearch 2024/04/10
    「フンクが発表した当初の「ビタミン」のつづりは最後に「e」が付いていた。しかし、その後発見された物質が必ずしも窒素を含むアミンではなかったことから、最後のeは削除され「vitamin」となった」
  • 実は希少ではないダイヤモンドが高価な宝石になるまで

    写真の「センテナリーダイヤモンド」は世界最大級の無傷のダイヤモンドで、原石の重さは599カラットもあった。デビアスが所有する南アフリカのプレミア鉱山(現在の名称はカリナン鉱山)で1986年に発見された。センテナリーとは百周年の意で、デビアス社100周年を記念して名づけられたもの。(PHOTOGRAPH BY PATRICK LANDMANN, GETTY IMAGES) 1960年、グラディス・バブソン・ハンナフォードは、米フロリダ州立大学で課外授業を行った。「ダイヤモンド・レディー」の名で知られる彼女は、ダイヤモンドの「専門家」としてダイヤモンドに関する「教育的」な講演を年間数百回も行っていたが、実は広告代理店に雇われた人物だった。彼女に与えられた使命は、野心的かつシンプルなもの。それは「米国の女性にダイヤモンドを欲しがらせること」だった。(参考記事:「約5億円で落札、謎のブラックダイヤ

    実は希少ではないダイヤモンドが高価な宝石になるまで
  • 1日1万歩でなくても健康に効果、座る時間が長めでもOK、研究

    アイルランド、ケリー州の遊歩道「ディングルウェイ」を歩く人々。最新の研究によれば、1日あたりの歩数が4300歩を超えれば、心血管疾患のリスクは1万歩程度までなら歩くほどに下がっていく。(PHOTOGRAPH BY SHUTTERSTOCK/NAT GEO IMAGE COLLECTION) 1日9000~1万歩歩くことにより、死亡リスクは30%以上減り、心血管疾患のリスクは少なくとも20%減少する。だが、それより少ない歩数でも効果を得られることが、英国の7万2000人以上を対象とした新たな研究により示された。研究結果は3月5日付けで学術誌「British Journal of Sports Medicine」に発表された。 「何らかの活動をすれば必ず有益になります。われわれは、(1万歩程度までなら)1日あたりの歩数が多いほど、死亡リスクと心血管疾患のリスクが低下することを発見しました」とオ

    1日1万歩でなくても健康に効果、座る時間が長めでもOK、研究
  • 「ヤンキー」は蔑称? それとも愛称? そもそもどんな意味なのか

    米国オハイオ州出身の画家アーチボルド・ウィラードが米国独立戦争を描いた「‘76の精神」。この絵画には元々「ヤンキードゥードゥル」という題が付けられていた。英国兵が植民地兵を揶揄した歌だが、より古い歌の替え歌の可能性が高い。(Archbald Macneal Willard, Graphicaartis, Bridgeman Image) ニューヨーク・ヤンキースは、121年前にメジャーリーグベースボール(MLB)が発足した当初から存在した。MLBが開幕した今、あらためてヤンキーの語源を探ってみたい。それは侮蔑的な言葉なのか? あるいはさまざまな文化圏の人が混ざり合って生まれた発音の間違いなのか? はたまた単なる無害なスラングなのだろうか?(参考記事:「大リーグに欠かせないオルガン演奏、歴史は80年前に始まった」) オランダ語を探れ 「ヤンキー」は米国北東部ニューイングランド地域の出身者を意

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    agrisearch 2024/04/10
    「米国北東部ニューイングランド地域の出身者を意味する愛称…初期のオランダ人入植者が英語に大きな影響を与えた…」
  • 大麻使用者の2割が依存症に、精神症リスクは「コカイン以上」

    米ニューヨークで合法的な嗜好用大麻の販売が開始された日、大麻販売店の外にできた列に並んで喫煙する客。(PHOTOGRAPH BY JEENAH MOON, BLOOMBERG/GETTY IMAGES) 米国では近年、23の州とワシントンD.C.で娯楽用大麻が合法化されており、フロリダを含むいくつかの州では2024年11月に合法化を巡る投票が予定されている。こうした変化によって消費量は劇的に増加し、2022年の薬物使用と健康に関する全米調査(NSDUH)によれば、過去1年間に大麻を使用した米国人は約6200万人に上った。しかし、合法化されたからといって、大麻の日常的な使用にまったく危険がないわけではない(編注:日の外務省は「大麻(マリファナ)が合法の国であっても、日で罪に問われることがあります」と HP で注意を喚起している)。 大麻による健康上の問題は、単なる口の乾きや疲労感にとどま

    大麻使用者の2割が依存症に、精神症リスクは「コカイン以上」
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    agrisearch 2024/04/10
    「物質誘発性精神症」
  • 人類が探査機をぶつけた小惑星の破片、火星に衝突するかも、研究

    NASAの探査機DARTが撮影した小惑星ディディモス(右下)とその衛星ディモルフォス(中央)。DARTミッションの目的は、地球に向かってくる小惑星に探査機を衝突させ、その軌道を変えられるかどうかを検証することだった。この画像を撮影した約2分半後、DARTは予定通りディモルフォスに衝突し、軌道を変えた。(NASA/JOHNS HOPKINS APL) 2022年9月、小惑星に小型の探査機をぶつけて軌道を変え、地球への衝突を防げるかどうかを検証する、人類初の地球防衛実験が行われた。実験は大成功だったが、想定外の副産物も生じた。この実験で飛び散った岩の行方を2万年後まで計算したところ、いずれ火星に非常に接近し、衝突する可能性があることがわかったのだ。論文は2024年2月12日に査読前論文を投稿するサーバー「arXiv」で公開された。 地球に近づく軌道をもつ小惑星(地球近傍小惑星)に対して人類が何

    人類が探査機をぶつけた小惑星の破片、火星に衝突するかも、研究
  • 新種のヤモリを発見、ゴッホの名画「星月夜」にちなんで命名

    今回見つかった新種のヤモリには、暗い背景に金色と青の鮮やかな模様が浮かんでいる。まるで名画「星月夜」のようだ。(PHOTOGRAPH BY AKSHAY KHANDEKAR) フィンセント・ファン・ゴッホが「星月夜」を描いてから133年。そこから遠く離れたインドの西ガーツ山脈の岩陰で、イシャン・アグラワル氏が小さくてカラフルな新種のヤモリを見つけたとき、心に浮かんだのは、その名画だった。 このヤモリは、一般名として「ゴッホの星月ドワーフヤモリ」という意味の「van Gogh starry dwarf gecko」、学名にはゴッホに由来する「Cnemaspis vangoghi」という名前が付けられた。学術誌「ZooKeys」の最新の研究で示された、Cnemaspis属の2つの新種の1つだ。 アグラワル氏は、西ガーツ山脈について、「その信じられないほど多様な動物相については、まだほとんどわか

    新種のヤモリを発見、ゴッホの名画「星月夜」にちなんで命名
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    agrisearch 2024/04/09
    「ゴッホの星月ドワーフヤモリ」