高齢の農業従事者を中心に農業従事者が激減している日本の農業。その一方で10代、20代の就農者が増えているという。彼らを強力に支援しているのが、クボタなどの農業機械大手が推進しているスマート農業だ。専門家は素人でもスマート農業を活用することで「1年目でも70点は取れる」と指摘する。スマート農業は日本の農業の未来を切り開く切り札となるのか。 「日本の農業従事者は高齢者を中心に減っていますが、就農を目指す10代、20代といった若手は増えています。例えば、2015年に20~24歳は約6500人でしたが、20年には25~29歳が約1万1000人でした。この世代の農業従事者は5年間で約4500人増えていることになります」