生物と肥料と科学に関するagrisearchのブックマーク (11)

  • 藻の仲間“窒素取り込み利用する能力獲得しつつある”研究結果 | NHK

    窒素は大気の大部分を占めていますが、動植物で窒素を直接利用できる生物は見つかっていません。ところが、非常に小さな海の藻の仲間が窒素を取り込んで利用する能力を獲得しつつあるとする研究結果を、高知大学などがまとめ、生命の進化を考えるうえで重要な発見として注目されています。 この研究結果は、高知大学やカリフォルニア大学などの国際研究チームが、アメリカの科学雑誌「サイエンス」に発表しました。 窒素は地球の大気のおよそ8割を占める主成分ですが、窒素を直接利用できるのは一部の細菌やバクテリアだけで、動植物など真核生物で窒素を直接取り込んで利用できる生物はこれまで見つかっていません。 研究チームでは、真核生物の1種で20マイクロメートルほどと非常に小さな海の藻の仲間を、安定的に培養できる方法を初めて確立し、詳しく分析しました。 その結果、従来はこの藻の細胞には窒素を利用できるバクテリアが共生していると考

    藻の仲間“窒素取り込み利用する能力獲得しつつある”研究結果 | NHK
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    agrisearch 2024/05/06
    「バクテリアは共生関係ではなく、「オルガネラ」と呼ばれる細胞の一部として藻と一体化しつつある」「論文の著者の1人、高知大学客員講師の萩野恭子さんが、地元名産の「ところてん」を使って藻の培養手法を確立」
  • 奇跡的イベントが発生中。2種の微生物が融合するという10億年に1度の進化が起きている : カラパイア

    新たな研究によると、現在”10億年に1度の進化”が起きていることが判明したそうだ。 10億年に1度の進化とはある種の微生物の細胞が別の種の微生物の細胞に取り込まれる「一次共生」と呼ばれるものだ。これが起きたのは40億年あまりの生命の歴史においてたった2回だけで、1回目ではミトコンドリアが、2回目では植物が誕生した。 一次共生は生命の誕生に深くかかわる極めて重要なイベントで、そして今回、新たに10億年に1度の進化が確認されたのだ。それでは詳しく見ていこう。

    奇跡的イベントが発生中。2種の微生物が融合するという10億年に1度の進化が起きている : カラパイア
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    agrisearch 2024/04/24
    「この円石藻が飲み込んだ、シアノバクテリア(藍藻)「UCYN-A」は、空気から直接「窒素」を固定し、これをほかの元素と組み合わせて…」細胞小器官「ニトロプラスト」https://gigazine.net/news/20240412-nitrogen-organelle-nitroplast/
  • 窒素を固定する細胞小器官「ニトロプラスト」が発見される、生物学の教科書が書き換えられる新発見

    生物学の教科書には、生物界を三分する細菌・古細菌・真核生物のうち、空気中の窒素を生命が利用できる形に変換する窒素固定ができるのは一部の細菌と古細菌だけだと記されています。新たに、真核生物に属する藻類の一種が細胞の中に窒素を固定する細胞小器官(オルガネラ)を持つことが判明したとの論文が発表されました。ミトコンドリアや葉緑体のように、元は別々の生き物が共生関係を超えて細胞小器官へと進化したのは、長い生物の歴史の中でこれが4例目とされています。 Metabolic trade-offs constrain the cell size ratio in a nitrogen-fixing symbiosis: Cell https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(24)00182-X Nitrogen-fixing organelle in a ma

    窒素を固定する細胞小器官「ニトロプラスト」が発見される、生物学の教科書が書き換えられる新発見
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    agrisearch 2024/04/12
    「ニトロプラストは窒素固定に関する新しい視点となり、このような細胞小器官を作物植物に組み込む方法…」/植物体内共生細菌エンドファイトの研究はある。https://www.naro.go.jp/project/results/laboratory/narc/2012/151d0_01_07.html
  • 植物が共生菌への鉄供給によって窒素を得る仕組みを解明 | 生物・環境 - TSUKUBA JOURNAL

    (Image by Miha Creative/Shutterstock) マメ科植物体内の窒素状態に応じて全身的(地上部と根)に機能し、窒素固定細菌の根粒菌が共生する根粒に鉄を集める働きを持つペプチド因子を発見しました。さらに、根粒共生をしない植物でも、このペプチド因子が体内の窒素と鉄のバランスを保つことで、窒素恒常性を制御することも明らかにしました。 マメ科植物は、窒素固定細菌である根粒菌との共生を介し、生育に必須な栄養素である窒素を効率的に獲得する仕組み(根粒共生)を持っています。 植物の根に形成される共生器官が根粒です。根粒菌はその中にいて、空気中の窒素をアンモニアへと変換する窒素固定を行います。窒素固定反応を触媒する酵素が働くためには鉄が必要ですが、どこから、どのように鉄が根粒へと運ばれて窒素固定のために使われるのか、その仕組みはほとんど解明されていませんでした。 研究では、マ

    植物が共生菌への鉄供給によって窒素を得る仕組みを解明 | 生物・環境 - TSUKUBA JOURNAL
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    agrisearch 2024/02/26
    「50個程度のアミノ酸によって構成されるIRON MAN (IMA)ペプチドを同定しました。IMAペプチドは根粒菌の感染によって全身的(地上部と根)に機能し、根粒に鉄を集める働きを持つことが分かりました」
  • (研究成果) 植物由来の物質が土壌中の硝化を抑制する分子メカニズムを世界で初めて解明 | プレスリリース・広報

    プレスリリース (研究成果) 植物由来の物質が土壌中の硝化を抑制する分子メカニズムを世界で初めて解明 - 持続可能な農業と温暖化抑制に貢献 - 農研機構 株式会社アグロデザイン・スタジオ ポイント 農研機構は、株式会社アグロデザイン・スタジオと共同で、窒素肥料の農地からの流出をもたらし、温室効果ガスの排出の一因にもなっている硝化という現象を植物由来の物質が抑制する分子メカニズムを明らかにしました。成果は、持続可能な農業と環境保護のために、より安全で高機能な新規硝化抑制剤の開発に貢献します。 概要 硝化菌がアンモニアを硝酸に変換する硝化1)という現象は地球の窒素循環の重要なプロセスですが、アンモニアを成分とする窒素肥料を農地から流出させ、経済的な損失や周辺水域の富栄養化につながっています。また、硝化の副反応で温室効果ガスの一酸化二窒素(N2O)が放出されるという環境問題も引き起こしています

  • 窒素肥料依存による環境負荷低減へ 窒素固定するアナベナヘテロシストの光捕集機構を解明 岡山大学

    岡山大学の異分野基礎科学研究所(RIIS)の長尾遼特任講師と東京都立大学大学院理学研究科の得平茂樹准教授らの共同研究グループは、理化学研究所環境資源科学研究センターの堂前直ユニットリーダーらと共に、窒素固定を行うアナベナヘテロシストの光捕集機構を解明。窒素肥料依存による環境負荷の低減につながる発見となる。 研究の概要および成果 同研究グループは、シアノバクテリア「Anabaena sp. PCC 7120」の窒素欠乏条件下で形成されるヘテロシストのタンパク質発現および励起エネルギー伝達機構の解明に成功した。「Anabaena sp. PCC 7120」は、数珠繋ぎの糸状性シアノバクテリアの一種。窒素欠乏条件下でヘテロシストと呼ばれる特殊な細胞を形成することが知られているが、ヘテロシスト内でどのような励起エネルギー伝達が行われているか不明だった。 同研究では、純度の高いヘテロシストを調製し

    窒素肥料依存による環境負荷低減へ 窒素固定するアナベナヘテロシストの光捕集機構を解明 岡山大学
    agrisearch
    agrisearch 2021/11/19
    「シアノバクテリア「Anabaena sp. PCC 7120」の窒素欠乏条件下で形成されるヘテロシストのタンパク質発現および励起エネルギー伝達機構の解明に成功した」
  • 農業生態系ネットワークのデジタル化に成功ー理研などのグループ

    理化学研究所バイオリソース研究センター植物ー微生物共生研究開発チームの市橋泰範チームリーダーなどを中心とする共同研究グループは、農業生態系における植物ー微生物ー土壌の複雑なネットワークのデジタル化に成功した。これまで熟練農家の経験として伝承されてきた高度な作物生産技術を、科学的に可視化できるようにした。 研究成果では、化学肥料に頼らず有機態窒素を活用することで、持続可能な作物生産が可能であることを示している。環境共存型の新しい農業に向け、持続的な作物生産の実現に貢献することが期待できる。 共同研究グループは、農業現場でのマルチオミクス解析により農業生態系のデジタル化に着手。この結果、農業生態系は作物が示す特定の形質(収量や品質など)と、特定の微生物種や土壌成分で構成された複数のモジュールにより、ネットワークを形成していることが明らかになった。 また、有機農法の一つである太陽熱処理により植物

    農業生態系ネットワークのデジタル化に成功ー理研などのグループ
  • プレスリリース - 肥料節減に向け、植物と共生するアーバスキュラー菌根菌のゲノムを高精度に解読 〜植物から得ている栄養素を明確化・特殊な遺伝子構造を発見〜

    Home > ニュース > プレスリリース一覧 > 肥料節減に向け、植物と共生するアーバスキュラー菌根菌のゲノムを高精度に解読 〜植物から得ている栄養素を明確化・特殊な遺伝子構造を発見〜 アーバスキュラー菌根菌注1(以下AM菌)は植物の根の中に菌糸を発達させるとともに、土中にも菌糸を張り巡らし、植物の根が届かない場所のリン等を植物に届け、代わりに糖などの光合成産物を受け取る共生関係を築いています。この共生関係は植物の生育を促進する効果があり、将来的に、リン肥料などの消費を押さえる生物資材としての活用が期待されています(図1)。 今回、基礎生物学研究所の前田太郎研究員、重信秀治特任准教授、川口正代司教授らを中心とした研究グループは、代表的なAM菌であるRhizophagus irregularis(図2)のゲノムを従来よりも格段に高精度に解読することに成功し、AM菌が脂肪酸やビタミンB1など

    プレスリリース - 肥料節減に向け、植物と共生するアーバスキュラー菌根菌のゲノムを高精度に解読 〜植物から得ている栄養素を明確化・特殊な遺伝子構造を発見〜
  • 群集の制御術・・・人間も微生物も水分子も「群集」は似た動きをする

    shinshinohara @ShinShinohara 幼稚園の先生や保育士の先生が子どもたちを上手に導いている様子を観察して、微生物の群集をコントロールするヒントを探る私。微生物の実験結果から、息子や娘の子育てのヒントを探る私。しかし私の中では、微生物も子どももよく似ているように感じている。 2018-01-04 21:11:33 shinshinohara @ShinShinohara 私のところに来た学生に必ず出すクイズがある。「邪魔な木の切り株がある。微生物の力で取り除きたい。どうすればいい?」 オーソドックスな答えは、切り株を分解する微生物を探してきて、それを培養して切り株にぶっかけるというもの。 ところがその方法だとうまくいかない。 2018-01-04 21:25:38

    群集の制御術・・・人間も微生物も水分子も「群集」は似た動きをする
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    agrisearch 2018/01/06
    篠原信 氏「微生物も幼児も、こちらの言うことを聞いてくれないという意味ではよく似た存在」。。
  • 筑波大学〉注目の研究〉イモリの肢再生のしくみは変態によって切り替わる ~250年来の謎に迫る発見~

    従来困難であった5 nm以下の金属酸化物微粒子を 精密に合成できる技術を開発~放射光分析で構造歪が誘起する特異な電子状態を発見~

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    agrisearch 2014/06/11
    「トマトの変異体集団の中から花弁の色が薄くなった(エステル化キサントフィル欠損)変異体を選抜し、その原因遺伝子を初めて明らかにしました。」
  • 農業生物資源研究所 - プレスリリース - 根粒菌の共生窒素固定に必須な宿主マメ科植物遺伝子の発見と機能解明 -

    根粒菌の共生窒素固定に必須な宿主マメ科植物遺伝子の 発見と機能解明 ポイント 根粒に特異的なマメ科植物遺伝子が、共生する根粒菌の窒素固定酵素の活性中心の形成に直接関与していることを発見。 窒素固定共生における植物・微生物間相互作用の解明に重要な一歩。 概要 愛知教育大学と農業生物資源研究所を中心とする研究チームは、かずさDNA研究所、農業環境技術研究所、名古屋大学、香川大学、基礎生物学研究所と共同で、マメ科モデル植物ミヤコグサから、根粒菌の窒素固定活性の発現に必須な遺伝子FEN1を同定し、この遺伝子が根粒菌の窒素固定酵素(ニトロゲナーゼ)の活性中心の形成に関与していることを突き止めました。 多くのマメ科植物は土壌細菌である根粒菌と共生することによって根に根粒を形成し、そこに共生する根粒菌が固定する空中窒素を利用して生育することができます。根粒菌は土壌中に単生で生息するときには窒素固定能を示

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    agrisearch 2010/03/05
    2009/11/26 愛知教育大学と農生資研ほかの研究チーム
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