放牧した牛と一緒に山を整備する「山地酪農」を広めようと、昨年、20代で牧場を開いた島崎薫(しまざき・かおる)さん。彼女を山地酪農へと導いたのは、その世界の第一人者・中洞正(なかほら・ただし)さんの著書でした。学生時代から何度も読み直しているというこの本の魅力を、島崎さん自身の歩みとともに紹介してもらいます。 20代の酪農家を導いた一冊 山地酪農は、広い放牧地に牛を放し、自生する野シバなど在来野草を有効活用しながら、山を管理する手段として、提唱された酪農法です。 牛たちは牧場を自由に歩き回りながら野草を食べ、野外で寝起きします。健康的な生活を送りながら、1頭あたり1日約10リットルと、ホルスタインの七分の一~三分の一程度の乳量をストレスなく生み出しながら、約20年の寿命を全うします。 山地酪農でとれる牛乳は、臭みがなく爽やかな甘味が特徴。放牧自体が全体の2%足らずという日本の酪農において、珍
コミックナタリー PowerPush - 荒川弘「銀の匙」 4巻発売で20本の連続CMオンエア!エゾノーを再現した農業高校での撮影に密着 荒川弘「銀の匙」の4巻が7月18日に発売される。この発売に合わせ同じく18日、全国のフジテレビ系放送局と公式サイトでは、物語の舞台である大蝦夷農業高校の1日を追った全20本の連続CMが放映される。 コミックナタリーはこの日時限定CMの撮影現場に完全密着。大蝦夷農業高校と同じ北海道の農業高校に飛び、メイキング風景をおさえた。一般の立ち入りが許されない学校内には、作中シーンとシンクロする農業高校ならではの景色が満載。貴重なショットの数々を堪能してほしい。 取材・文/唐木元 全20本!実写CMリレーオンエアとは マンガ大賞2012も受賞した荒川弘「銀の匙」4巻の発売を記念して、作品の舞台である大蝦夷農業高校の1日を再現したCMを撮影。北海道の農業高校でロケは行
『鋼の錬金術師』は言うに及ばず、大ヒット漫画を多数世に送り出す当代きっての漫画家、荒川弘さん。そんな荒川さんの作品で、現在話題となっている2つの作品がある。1つは新書館の隔月刊漫画雑誌「ウィングス」で連載中の「百姓貴族」。そしてもう1つは週刊少年サンデーで連載中の「銀の匙 Sliver Spoon」だ。銀の匙は、荒川さん初の週刊連載でもある。 両作品に共通している要素、それは「農業」。荒川さんの実家は、北海道で酪農と畑作を営む専業農家で、荒川さん自身もそれを手伝いながら農業高校に通っていた。上京するまで家業を手伝っていた経験を基に描かれる両作品は、荒川さんの圧倒的な画力と相まって、農業に従事するということがどういうことなのかがいかんなく描かれている。両作品はニワンゴのニコニコ静画(電子書籍)でも期間限定ながら無料で読むことができる。 銀の匙は早くも累計100万部を突破するなど、『鋼の錬金術
星野沙央里(さおり)さんは、牧場後継者の道を選び、ことしの2月から本格的に家業に加わった。成牛85頭、育成70頭を飼養し、年間90万kgの生乳を出荷する父章好さん(49)と母知里さん(49)の二人姉妹の長女。長年勤めたアパレル関係の仕事を辞め牛舎に入ったのは人手不足から。そして長女という意識もあった。 「牛は小さいときから触れているし好きです。かわいいですね。私が行くと寄ってくるひいきの牛がいて、ニックネームで呼んでいます」。子牛を担当しているが、作業は搾乳をはじめとしてすべてこなせる技術を持っている。 ショー好きでもある。「父と一緒によく行きます。機会があれば牛をリングで引いてチャンピオンを取るのが目標」と目を輝かせる。星野牧場は県内でも有数の改良農家で、章好さんは「北海道全共で二度目の出品を」と、最近の県共進会や連合共進会で着々と実績を伸ばしている。 さて、沙央里さんは鉄道を趣味
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