科学と災害に関するagrisearchのブックマーク (28)

  • 大地震発生直前に観察される電離層異常発生の物理メカニズムを発見―地殻破壊時に粘土質内の水が超臨界状態となることが鍵―

    梅野健 情報学研究科教授、水野彰 同研究員、高明慧 同専門業務職員(研究当時)らの研究グループは、大地震発生直前に観察される電磁気学的異常を地殻破壊時の粘土質内の水が超臨界状態であることにより説明する物理メカニズムを発見しました。今まで、2011年東北沖地震、2016年熊地震などの大地震発生直前に震源付近の電離層上空に異常が観測されたことが報告されていましたが、なぜ大地震発生直前の電離層に異常が生じるかを明確に説明する物理モデルの報告はなく、幾つかの仮説が提唱されているのみでした。 研究グループは、プレート境界面には、すべりやすいスメクタイトなどの粘土質が存在し、その粘土質の中にある水が地震発生前の高温高圧下で超臨界状態となり、電気的な性質が通常の水と異なり絶縁性となり、電気的特性が急に変化することで電磁気学的異常が生成することを初めて提案し、電離層への影響を大気の静電容量によりモデル

    大地震発生直前に観察される電離層異常発生の物理メカニズムを発見―地殻破壊時に粘土質内の水が超臨界状態となることが鍵―
  • 2011年の地震が富士山や箱根直下に与えた影響とは? - 東大が新手法で解明

    東京大学(東大)は2月27日、微小な振動である「微動」を用いて、地殻深部の変化を高い時間解像度でモニタリングする手法を開発したことを発表。同手法により、地震が火山活動に与える影響を調べることが可能となったことから、富士山や箱根直下を調査した結果、2011年の東北地方太平洋沖地震の際に水圧が上昇していたことや、火山地域では地震前の水圧に戻りにくいことなどが明らかになったことも併せて発表した。 2011年の東北地方太平洋沖地震と静岡県東部地震で影響を受けた富士山と箱根地域(出所:東大プレスリリースPDF) 同成果は、東大大学院 工学系研究科の垣内優亮大学院生、同・辻健教授、産業技術総合研究所の二宮啓研究員らの共同研究チームによるもの。詳細は、地球科学に関する幅広い分野を扱う学術誌「Journal of Geophysical Research - Solid Earth」に掲載された。 地震が

    2011年の地震が富士山や箱根直下に与えた影響とは? - 東大が新手法で解明
  • 能登半島地震を引き起こした「張本人」…なんと「活断層マップ」に載っていた(山根 一眞)

    2024年元旦に襲いかかった能登半島地震。知りたいのはこの巨大地震がどのようにして起こったかだが、断片的な報道は続いているものの全体像がつかみにくい。 そこで、東北大学(仙台市)に活断層研究の第一人者、遠田晋次さんを訪ね、能登半島地震がどう起こったのか、さらに活断層と巨大地震の関係などをじっくり聞いた。 遠田晋次:東北大学・災害科学国際研究所(都市直下地震災害・応用地質、教授)、文部科学省・地震調査研究推進部調査観測計画部会委員など。詳しいプロフィールは、こちら

    能登半島地震を引き起こした「張本人」…なんと「活断層マップ」に載っていた(山根 一眞)
    agrisearch
    agrisearch 2024/02/28
    「遠田晋次:東北大学・災害科学国際研究所(都市直下地震災害・応用地質、教授)」
  • 能登半島地震による"海岸の4mの隆起"調査結果→自然のパワーがすごすぎて絶句「現地の資源になってほしい」

    津波との関連性が知りたい人も多い模様。これだけの被害をもたらした地震なので、せめて学術資料や観光資源として現地のためになってほしいという声が挙がっていました。

    能登半島地震による"海岸の4mの隆起"調査結果→自然のパワーがすごすぎて絶句「現地の資源になってほしい」
    agrisearch
    agrisearch 2024/01/12
    産総研 地質調査総合センター
  • 【研究速報】令和6年能登半島地震(2024/02/01更新) – 東京大学地震研究所

    ウェブサイト立ち上げ:2024年1月4日 最終更新日:2024年2月1日 1月1日16時10分頃に石川県能登地方で起きましたマグニチュード7.6(気象庁速報値)の地震について、こちらで情報を随時更新して参ります。 *随時更新をしております。定期的にページの再読み込みをお願いします。 *報道関係の皆さまへ:図・動画等を使用される際は、「東京大学地震研究所」と、クレジットを表示した上でご使用ください。また、問い合わせフォームより使用した旨ご連絡ください。 掲載日2024/01/31 最終更新日2024/02/01 令和6年能登半島地震(M7.6)に伴い若山川沿いに生じた地表地震断層【速報】 Surface ruptures appeared along the Wakayama-gawa River associated with 2024 Noto Peninsula Earthquake

  • 「10本弱の活断層が一斉に動いた可能性」 後藤・兵庫県立大教授 | 毎日新聞

    石川県・能登地方では、2020年12月から地震活動が活発になっており、23年5月には最大震度6強の地震が発生していた。兵庫県立大の後藤忠徳教授(地球物理学)によると、当初は珠洲市の中心部で地震活動が活発だったが、それ以降は徐々に北の方に移動し、能登半島先端のあちこちで地震が起きるようになっていたという。 今回の地震は能登半島北沿岸部の陸域と海域の境界にある活断層がずれ動いた「逆断層型」とみられる。後藤教授は「能登半島北側の珠洲市から輪島市にかけて10弱の活断層があり、それが一斉に動いた可能性がある。動いた距離は数十キロ超にわたるのではないか」と推測する。

    「10本弱の活断層が一斉に動いた可能性」 後藤・兵庫県立大教授 | 毎日新聞
    agrisearch
    agrisearch 2024/01/01
    「今回の地震は能登半島北沿岸部の陸域と海域の境界にある活断層がずれ動いた「逆断層型」とみられる」
  • 「火」が「水」に弱いというのは間違いと専門家が指摘、水はどんなメカニズムで火を消しているのか?

    火が付いたら水をかけるべきという考えだったり、ゲームやアニメなどの印象だったり、「火が水に弱い」というイメージを持っている人は多いはず。ところが、火災の燃焼と挙動の専門家は「火が水に弱いというイメージは間違っている」と指摘しています。 How does water put out fire? | Live Science https://www.livescience.com/chemistry/how-does-water-put-out-fire アメリカ北西部のモンタナ州にあるアメリカ森林局ミズーラ火災科学研究所に所属する研究者のサラ・マカリスター氏は、水が火を消すメカニズムとして、「水は非常に優れたヒートシンクです。すなわち、放熱や吸熱を通して、火に作用しています」と説明しています。 火が燃え続けるには、「燃料」「酸素」「熱源」の3つが必要です。カリフォルニア大学バークレー校で燃焼

    「火」が「水」に弱いというのは間違いと専門家が指摘、水はどんなメカニズムで火を消しているのか?
  • アフガン地震は“四つ子地震”、「ありえない」と科学者ら唖然

    アフガニスタンのヘラート州ジンダジャン地区のスィア・アーブ村で、地震前に自宅があった辺りを歩く男性。アフガニスタンでは10月に入ってから同じ規模の大地震が4回立て続けに発生しており、村はそのうちの1つの被害を受けた。(PHOTOGRAPH BY LYNSEY ADDARIO, NATIONAL GEOGRAPHIC) 現地時間10月7日午前11時11分(日時間15時41分)、アフガニスタンのヘラート州でマグニチュード6.3の地震が発生した。ヒンドゥークシュ山脈の西端の断層が破壊され、人口の多いヘラート市が大きな被害を受け、近隣の多くの農村が瓦礫と化した。それからわずか23分後、同じくマグニチュード6.3の2回目の地震が発生した。 4日後の10月11日には、人々が瓦礫の中から遺体を回収している最中に、同じ地域で3回目のマグニチュード6.3の地震が発生し、傷ついた住民をさらに打ちのめした。死

    アフガン地震は“四つ子地震”、「ありえない」と科学者ら唖然
  • 地震から火山まで様々な津波の発生メカニズムを教え、いざという時に命を救ってくれるかもしれないノンフィクション──『津波 暴威の歴史と防災の科学』 - 基本読書

    津波――暴威の歴史と防災の科学 みすず書房Amazonこの『津波』は津波の研究者であるジェイムズ・ゴフとウォルター・ダッドリーによる、世界中・歴史上で起こった津波についての一冊である。 書のテーマのひとつに、どれほど大きな被害をもたらした津波であっても、人はすぐに忘れてしまう、というものがある。だからこそ、繰り返し津波の被害とそのメカニズムを語り継ぎ、時に魅力的なエピソードも添えて興味をひきながら、津波に襲われた時にどのような行動が生死を分けるのかを伝えていかなければならない。 「知識が津波から命を救う」例のひとつに、21世紀に入ってからの最大の津波被害をもたらした2004年のインド洋大津波(死者は22万人にも及ぶ)でのエピソードがある。この時、10歳のイギリス人のティリー・スミスはタイのリゾートビーチに休暇で遊びにきていた。彼女はちょうど地理の授業で津波について学んでいたので、海が引き

    地震から火山まで様々な津波の発生メカニズムを教え、いざという時に命を救ってくれるかもしれないノンフィクション──『津波 暴威の歴史と防災の科学』 - 基本読書
  • テラスでコーヒーを飲んでいた女性に「隕石」が直撃!史上2人目か - ナゾロジー

    空から降ってくる隕石を目撃できる人はそういません。 ましてや隕石に直撃されるとなると、宝くじの1等を当てるより難しいでしょう。 しかしこのほど、フランス在住のある女性が自宅のポーチでコーヒーを飲んでいた際に、小さな隕石が胸部に落下して打撲を負ったことがフランスのニュースサイト「The Connexion」により報じられました。 隕石が直撃した人物としては史上2人目になると見られています。 では、そもそも隕石はどれくらいの頻度で地球に落下し、人に直撃する確率は具体的にどれくらいなのでしょうか? Woman in France hit by suspected meteorite while drinking coffee on her porch https://www.livescience.com/space/meteoroids/woman-in-france-hit-by-suspe

    テラスでコーヒーを飲んでいた女性に「隕石」が直撃!史上2人目か - ナゾロジー
  • 「20階建てのビルサイズの隕石」が地球に接近して月より近い位置を通ったが天文学者らは2日後まで気づかなかった - GIGAZINE

    地球に小惑星が接近することは珍しくありませんが、大きなサイズの小惑星が隕石(いんせき)として地球に衝突すると甚大な被害が出る可能性があるため、天文学者らは地球に接近する小惑星を常に監視しています。ところが、「2023 NT1」と呼ばれる20階建てのビルサイズの小惑星は、2023年7月13日に地球から月よりも近い位置を通過したにもかかわらず、天文学者らは2023 NT1が通過してから2日後まで接近に気づくことができなかったと報じられています。 IAU Minor Planet Center https://www.minorplanetcenter.net/db_search/show_object?object_id=2023+NT1 Airplane-sized asteroid found 2 days after brush by Earth https://earthsky.org

    「20階建てのビルサイズの隕石」が地球に接近して月より近い位置を通ったが天文学者らは2日後まで気づかなかった - GIGAZINE
  • 『知っておきたい地球科学』「地を学ぶ」とは人間の生き方を追究すること! - HONZ

    地球の成り立ちを研究する学問は「地球科学」と呼ばれ、高校の教科では「地学」として教えられる。地球は宇宙空間に浮かぶ星の1つだが、太陽を周回する惑星でもある。太陽系の第3惑星で、46億年という途方もなく長い歴史をもつ。 書は最先端の地球科学を解説した入門書である。選んだ項目は「地球・生命」「環境・気象」「資源・エネルギー」「地震・津波・噴火」の4項目で、高校で教える地学の内容も網羅している。 2021年より『週刊エコノミスト』誌上で連載した「鎌田浩毅の役に立つ地学」を基にして、その後の新知見を取り入れ全面的に加筆修正を加えた。つまり、連載「役に立つ地学」の中でも「知っておきたい」項目を厳選して、初心者が通読できる内容に作りかえた。 特に、地球科学を学んでいない人にも理解できるように難しい数式を省き、できるだけ専門用語を噛み砕いて説明した。理科の苦手な文系読者にとって身近な情報の提供を心がけ

    『知っておきたい地球科学』「地を学ぶ」とは人間の生き方を追究すること! - HONZ
    agrisearch
    agrisearch 2023/06/28
    著者:鎌田浩毅 京大名誉教授
  • ハワイ島の地下に群発地震源の巨大な「マグマ網」、科学者ら驚愕

    ハワイのキラウエア火山のカルデラで光る溶岩湖。夕方、長時間露光で撮影。(PHOTOGRAPH BY JOE BELANGER, ALAMY STOCK PHOTO) 米国ハワイ島の南岸に近いパハラという小さな町では、数十年にもわたって謎の群発地震が続いている。2015年には地震の回数が1週間に7回前後から34回まで増えた。2018年には、この島のキラウエア火山が過去数百年で最大規模の噴火を起こし、翌年のパハラの群発地震は1週間に500回近くにのぼった。 科学者たちはこのほど、ついにこの地震の震源域を発見した。地殻より深い地下36~43キロメートルのマントルで、網目のように広がるマグマとともにシート状の岩床が折り重なっており、ゆっくりと膨張している。この「パハラ岩床複合体(PSC)」にマグマがパルス的に貫入すると、群発地震が発生するのだ。このような岩床の複合体は、世界で最も大きく最も活動的な

    ハワイ島の地下に群発地震源の巨大な「マグマ網」、科学者ら驚愕
  • 巨大化した火山島「西之島」…マグマの変化で噴火様式が激変!(前野 深)

    島はどのようにできるのか【第7回】 世界有数の火山国であり、同時に海洋国でもある日。近年、小笠原諸島・福徳岡ノ場や西之島で噴火活動が起こり、激しく噴煙をあげる様子や溶岩が海に流れ出る様子が映し出され、その脅威に目を見張るばかりです。 しかし、大きな経済的打撃を与えたことで話題となった漂流軽石の問題をはじめ、津波やマグマ水蒸気爆発など、海域火山は災害要因となるリスクもはらみます。 連載で、最初に取り上げ、今も成長を続ける火山島「西之島」の最新の姿を見ながら、海域火山研究の重要性を考えてみたいと思います。 貴重な海域火山噴火の観測記録 日は世界有数の火山国であるとともに、海洋大国でもある。海域での火山噴火や災害が必然的に起こりやすい環境にある。近年の小笠原諸島・福徳岡ノ場や西之島の噴火の際には、激しく噴煙をあげる様子や溶岩が海に流れ出る様子、火山島の誕生と消滅など、躍動的な火山噴火の様子

    巨大化した火山島「西之島」…マグマの変化で噴火様式が激変!(前野 深)
  • 巨大波を数学で予測できるか? 神出鬼没、高さ25mの波も

    葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景・神奈川沖浪裏」に描かれた大きな波は、津波と解釈されることがあるが、沖合に発生する「巨大波」である可能性が高い。(KATSUSHIKA HOKUSAI, THE METROPOLITAN MUSEUM OF ART) 1826年、フランスの科学者で海軍士官でもあったジュール・デュモン・デュルビル船長は、アストロラーベ号でインド洋を横断中、激しい嵐に巻き込まれた。彼はこのとき、頭上に高さ30メートルの水の壁がそそり立つのを見たという。他にも高さ25メートル以上の波がいくつも発生し、乗組員の1人は海に投げ出されて行方不明になった。だが陸に戻ったデュモン・デュルビルがこの話をすると、他に3人の目撃者がいたのに誰にも信じてもらえず、幻を見たのだろうと言われてしまった。 19世紀の科学者たちは、どんなに高い波でも10メートル程度にしかならないと考えていたため、当時数件あ

    巨大波を数学で予測できるか? 神出鬼没、高さ25mの波も
  • 「人工地震ではありません」 専門家が解説 | NHK

    福島県沖を震源に発生したマグニチュード7.4の地震についてSNS上では「人工地震だ」という投稿があり、ツイッターでも一時トレンド入りしました。 こうした「人工地震」に関する投稿について、専門家に詳しく聞いてみました。 核実験でもエネルギーは足りない 「これだけ強い揺れを東北から関東にかけての広い範囲で起こそうと思うととてつもないエネルギーが必要で、例えば核実験でも全然エネルギーは足りません」 過去に北朝鮮が地下核実験を行った際には、地震の規模に換算するとマグニチュード5前後の振動が観測されています。 それに対して今回の地震の規模はマグニチュード7.4。マグニチュードで2の差はエネルギーでは1000倍の差となります。

    「人工地震ではありません」 専門家が解説 | NHK
    agrisearch
    agrisearch 2022/03/18
    「災害が起きると不安な気持ちになりますが、情報収集をする際には公的機関が出す情報を参考に冷静に取り組んでください。」
  • 先史時代の津波の犠牲者はどこに? 法医学の応用で考古学に光明

    約5000年前、現在の南米チリのアタカマ砂漠沿岸に、太平洋の冷たい水で溺れた1人の漁師が打ち上がった。漁師の身に何が起こったのか。地質学者や人類学者らが、法医学を応用して解き明かそうとしている。 チリ北部の海岸で発見された古代の人骨が、溺死者を特定する現代の法医学の手法を用いて分析された。遺骨の持ち主は漁師で、5000年前の太平洋で溺れた可能性が高いことがわかった。(ALAMY) 現在、溺死診断の際に用いられる「珪藻(けいそう)検査」は、溺死者の体に何が起きるかを根拠としている。溺れたときに吸い込んだ水は、肺を破り、骨や骨髄を通る毛細血管まで、瀕死(ひんし)状態の体内を駆け巡る。(参考記事:「珪藻、顕微鏡の描く世界2013」) 珪藻はシリカの殻に覆われた微細な藻類で、海や川や湖などのあらゆる水中に生息する植物プランクトンの仲間だ。法医学者は溺死診断にあたって、死体の骨髄を調べ、珪藻を探す。

    先史時代の津波の犠牲者はどこに? 法医学の応用で考古学に光明
  • 3つの大洋に広がった謎の津波を解明、原因はノイズに隠れていた

    南大西洋にある英国の海外領土、サウスジョージア島。2021年8月にこの島の南にある無人のサウスサンドウィッチ諸島で発生した地震は、非常に広い範囲に到達する珍しい津波を引き起こした。(PHOTOGRAPH BY PETER FISHER) 2021年8月12日、南大西洋の極寒の海に浮かぶ無人の英領サウスサンドウィッチ諸島で、謎の地震が連続で発生した。最初にマグニチュード7.5の地震が、その3分後に同じ地域でマグニチュード8.1の地震が観測された。 サウスサンドウィッチ諸島は複数のプレートが衝突する場所にあるため、地震の発生自体は不思議ではない。奇妙なのは、地震後に、はるか彼方の大西洋、太平洋、インド洋の沿岸で観測されるほど強力な津波が発生したことだ。 この津波による大きな被害はなかったが、3つの大洋で津波が観測された地震は、2004年に発生し甚大な被害をもたらしたマグニチュード9.1のスマト

    3つの大洋に広がった謎の津波を解明、原因はノイズに隠れていた
  • 太陽の爆発現象「太陽フレア」活発に 社会インフラに影響も… | NHKニュース

    「太陽フレア」と呼ばれる太陽の爆発現象が今後活発になり、社会のインフラに影響を及ぼすおそれがあると指摘されていることから、国は社会への影響の予報を強化することなどの検討を始めました。 太陽 2025年ごろに活動活発に 太陽は活動の周期があり、3年後の2025年ごろに活発になる時期を迎えることから「太陽フレア」と呼ばれる巨大な爆発現象が増えて、位置情報を提供するGPSの精度の低下や電力網の停電など社会のインフラに影響を及ぼすおそれがあると指摘されています。 総務省は太陽活動の観測や影響の予報を強化するため、有識者からなる「宇宙天気予報の高度化のあり方に関する検討会」という新たな会議を設置し、初会合を開きました。 この中ではこれまで「太陽フレア」の規模に応じて研究機関が出していた警報について、社会への影響も考慮した5段階の警報に変更することなどを想定していて、ことし6月ごろに報告書をまとめると

    太陽の爆発現象「太陽フレア」活発に 社会インフラに影響も… | NHKニュース
  • 痕跡調査で浮かぶ「スーパーサイクル」 “超”巨大地震の周期 | 東日本大震災 | NHKニュース

    東日大震災の発生で、地震や津波の想定は大きな見直しを迫られました。過去の痕跡の調査から浮かび上がってきたのは、数十年から100年単位で起きる大地震の周期とは別に、広域に甚大な被害をもたらす“超”巨大地震ともいえる地震が数百年単位で起きる、「スーパーサイクル」という周期の存在です。この10年の研究で、日の沿岸の各地に「スーパーサイクル」が存在し、しかも、発生が切迫しているおそれのある場所も見えてきています。 産業技術総合研究所の宍倉正展研究グループ長は、東日大震災の直前、過去の地層からかつてどのような津波が襲ったかを推測する津波堆積物の調査などから、当時想定されていた大地震をはるかに上回る、「スーパーサイクル」の巨大地震と大津波が東北の沿岸に切迫していると考え対策の必要性を訴えていました。 しかし、その知見は生かされないまま東日大震災が発生しました。 「スーパーサイクル」の巨大地震や

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