プレスリリース (研究成果) 収穫時の低温は冷凍ブロッコリーの軟化を引き起こす - 冷凍ブロッコリーの食感改善に向けて - ポイント 農研機構と株式会社ニッスイは、気温が低い時期に収穫したブロッコリーほど、冷凍加工後に解凍した際の組織軟化が大きいことを発見しました。解凍後の組織軟化は食感の低下を引き起こすため、気温の低い時期を避けて収穫することが冷凍ブロッコリーの食感の向上及び品質の安定化につながると考えられます。 概要 近年、冷凍野菜の需要は増加し続けています。しかし、野菜類は冷凍によって組織が軟化しやすく、品目によっては解凍後の食感の低下が問題となっています。その一方で、同じ野菜でも品種や生育段階の違いによって、解凍後の食感などの品質が異なることが経験的に知られていますが、その詳細なメカニズム・要因は明らかになっていません。冷凍加工後に軟化しにくい品種や栽培条件などが明らかになれば、冷