「どうせ安ものだから、靴磨きなんてほとんどしない」「数千円くらいの靴を履きつぶしている。靴磨き?面倒」――。靴磨きに対して、意識の低い若手社員は少なくないだろう。しかし「安い靴ほどしっかり靴磨きすべき」という定説があることをご存知だろうか? プロの靴磨き職人で、出張靴磨きサービス「ミガクル」の堀江淳太代表はこう言う。「靴は高ければ高いほど良質な革を使っているため、手入れしなくてもある程度、キズがつきづらく、傷みにくい。しかし安い靴は革質が悪い場合が多いため、傷みやすいし、持ちも悪い。ただでさえ安い靴が、さらに貧相に見えやすくなってしまうんです」 ビジネスマンは靴で評価されている 「ビジネスマンは靴で値踏みされる」などと言われる。手入れのされていない靴を履いていると、モノを大切にしない、目配りのできない人間と思われるからだろうか。ようは「安い靴」というより「安い奴」として値踏みされるリスクす