邦画でアニメ作品のヒット率が高い状態が続いている。業界団体の調査をもとにヒット映画に占めるアニメ作品の割合を調べると、2021年まで3年連続で5割を超えた。人気アニメ作品はヒットしやすいだけでなく、海外でのIP(知的財産)展開などで収益性も高い利点がある。日本映画の「アニメ頼み」の状況は今後も続きそうだ。配給大手で構成する日本映画製作者連盟(映連)の統計から、ヒット作とされる興行収入10億円以
2022年の冬アニメをじっくり鑑賞している暇は無いのだけど、どうしても観ないわけにいかないと目を付けていたのが『平家物語』だった。 絵柄も話題性も自分が好きな方面の作品ではなく、アニメの通人が云々する方面のようにもみえた。とはいえ尻込みしていられない。なぜならタイトルが『平家物語』だから。祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり。それなら観るしかない。 www.youtube.com で、観た。 かじりついて観てしまっている。 9話まで観たが、この9話のなかで平家の栄枯盛衰がおおよそ描かれきっていた。私は原作でお寺が燃える話がすごく好きで、善光寺などは、ほとんどとばっちりのように炎上していてそれも好感が持てるのだけど、このアニメ版でも寺社がしっかり狼藉&炎上している。平安時代末期の末法観に彩りを沿えていて、とても良かった。 娑婆は美しくも醜い。人もまた。 もちろん寺社の炎上ばかりが『平家物語』
宇宙機エンジニアの野田篤司さんが2022年1月27日、宇宙を舞台としたSFアニメ「プラネテス」をツイッターで批判したことについて「分をわきまえない不適切な発言をした」と謝罪した。 【画像】ファンや制作者に謝罪する野田さん 作品を巡って25日、「何処が面白いんだ」「実際に宇宙をやっているプロとして迷惑している」などとツイートしていた。当該投稿は謝罪とともに削除されている。 ■「軽率だったと反省しております」 野田さんはこれまでJAXA(宇宙航空研究開発機構)で超小型衛星の開発などに携わってきた。36年間勤めたのち、21年に定年退職。その後も宇宙開発に関する研究をしている。 1月よりNHK Eテレで再放送中のアニメ「プラネテス」は、2070年代の宇宙で「デブリ(宇宙ゴミ)」の回収作業を行う宇宙飛行士に焦点を当てた物語だ。同名の漫画を原作としている。 野田さんは25日に「今まで見ていなかったので
【追記】 微妙に伸びててビビったので追記します みんなわかってると思うけど、友人の話とJAXAがデブリ除去の研究をしていること以外は全部僕の妄想です!!!! 友人が居酒屋で吐いていたちょっとした愚痴(でもその友人はプラネテスは好き)と、 自分が学生の頃所属していた研究室でちょっとニッチな研究をしていたから予算取りというか研究PRとしてカジュアルな研究発表をする時によく漫画やSFネタ(著作権に配慮して)を掴みとして使って研究紹介してたな、とかそういう記憶がいろいろ掘り出されて書いた戯言です! ちょっと最後イヤミっぽくなったのは、まぁ好きなものをトゲトゲしく攻撃されたらこっちも良い気はしないよねってことでご容赦ください🙇♂️ 【追記終わり】←追加しました 批判してる人、超小型衛星開発者だったらしいね 知り合いに超小型衛星開発してた人を知ってるけど、プラネテス経由で結構批判されることが多いの
最近、頭おかしくなることがない。 www.karzusp.net かーずさんが、いつの間にか製麺業を引退していた。いろいろ理由はあったのだろうけれども、大きなきっかけは『『ゼルダの伝説BoW』をプレイできました。これがもう、快楽物質ドバドバ出て昇天し』かけたかららしい。 脳汁どばどば。 そういえば、最近、そういう体験をしていない。『うえええぇええええっぇえっ!おもしっれええぇええ!脳汁でるぅううううう!じぬううぅううう!』してない。もう数年もしていない。歳をとると、感性も摩耗して、すげーすげーしづらくなる。少なくとも自分はそうで。だから、脳汁びゃーできる人が羨ましい、自分が悲しい。嫁はゴリゴリと脳汁出して、今は若俳にはまっているけれども。あれは別の生き物だから……。 最近、ミドルエイジを迎えた周りのブロガー諸子が人生を振り返っている。これからの人生と今までの人生。 自分は、振り返るにも色々
「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」の一場面(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 SO 製作委員会 荒木飛呂彦さんの人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の第6部原作のアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」が12月1日からNetflixで世界独占配信される。主人公・空条徐倫を演じるのが、人気声優のファイルーズあいさんだ。ファイルーズさんは、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの大ファンで、中でも第6部「ストーンオーシャン」の徐倫との出会いが声優を志したきっかけでもあるという。徐倫は「一番の憧れ」「私にとっては世界で一番素晴らしい人物」といい、「ジョジョ」への情熱を持って収録に臨んだが、大好きだからこその「難しさ」もあった。ファイルーズさんが「ジョジョ」の名ぜりふを交えながら同作への熱い思いを語った。
一度貧困に陥るとそこから脱するのは難しい。 身元不明の魔族ならなおさらだ。 貧困魔族はどうするべきなのか。 最初の一歩に1クール 今期アニメで最も社会派と言えば、2クール目に入った『ジャヒー様はくじけない!』である。 復興計画その1 「ジャヒー様はもどれない!」 Amazon 魔界No.2の地位を謳歌していたジャヒー様は、魔法少女の襲撃を受けて人間界に飛ばされた。全てを失った彼女が、魔界復興を目指して奮闘する物語である。 本作が始まった当初、なぜコメディ系なのに2クールもやるのかと思った。しかし見続けるうちに理解する。この苦境から脱するのに1クールでは足りない、と。 築40年のボロアパートに住まい、居酒屋で非正規労働者として日銭を稼ぐ日々。一度レールから落ちてしまった彼女は、魔界復興どころか日々の食事すら満足に取れない状況に陥る。人間界におけるジャヒー様は、まさしく「貧困魔族」と呼べるだろ
KAエスマ文庫 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 上巻 作者:暁 佳奈京都アニメーションAmazon アニメを観て、原作の方はどんなものかな〜と気になったので既刊を揃えました。特に興味があったのは以下のポイント。 ヴァイオレットが「感情」をまず知識として学習し、実感のないまま代筆という形で模倣し、最後に自分の体験としていく過程の妙は、原作の描写からおこされたものなのか、アニメ特有の描き方なのか 控えめに言ってエグ味のある基本設定*1をアニメはあまり前に出さずに卒なく処理してた感じだけど、そもそも原作はどういうタッチだったのか 前者に関しては、この上巻の時点では該当するエピソードがないので判断保留。アニメ版はかなりヴァイオレット寄りの視点で、代筆者としての変化の過程が時系列*2で描かれていましたが、原作は基本的にクライアント視点の物語になっていて、ヴァイオレットというミステリアスな主人公の人
序、破までは普通に楽しめていた。 なぜなら新劇場版で登場するのは、TVアニメ版でも再三出てきた「人類補完計画」や「セカンドインパクト」など、ニワカファンの俺でも「あ~聞いたことあるアレね」なワードばかりだったからだ。 ところがエヴァQで出るわ出るわ、わけわからん新ワード。「アダムスの器」、「インフィニティのなり損ない」などなど。あれ?オレ観てる映画間違えたかな? しかもQの悪いところは、登場人物たちが新ワードの意味を、シンジくんに対してどころか我々視聴者にも教えてくれない! いくらなんでもファンを置いてきぼりにしすぎだろ! ・・・とぼやいていたら、シンエヴァはさらに輪をかけて新たな謎用語を投げつけてきて無事脳のキャパシティをオーバーしたので、劇場では思考放棄して映像を楽しむことにした。 ところが最近になってアマプラで配信が開始され、今度は自宅で気楽に何度も観返せるようになったので、とうとう
クリステル「行きなさい選手くん!あなた自身の金メダルの為に!!」 ユリコ「オリンピックが本来の形を取り戻していく…」 選手「イケエ!!来い!!」 リカコ「選手…くん…」 ―11年後 クリステル「選手くん、あなたはもう何もしないで」 国民「アスリートさん、オリンピックだけはやらんといて下さいよ」 選手「訳がわからないよ…僕はみんなに希望を与えるためにオリンピックに出ただけなのに…」 バッハ「トキョはいいね。トミンの生み出した文化の極みだよ」 バッハ「選手くんとのシンクロナイズドスイミング…すごくいいよ…」 バッハ「これがトキョで行った3度目のオリンピックの結果だよ」 選手「そんな…僕はただイケエと一緒に泳ぎたかっただけなのに…」 スガ「まったく嫌な役回りだ…」 選手「イケエ!なんで一緒に泳いでくれないんだよ!」 リカコ「命令にないから」 選手「じゃあもういいよ!」 新国立競技場最深部 バッハ
2016年に『週刊少年チャンピオン』で連載がスタートした、若き動物たちの群像劇『BEASTARS(ビースターズ)』が、2021年1月に発売された22巻で堂々の完結を迎えた。 「マンガ大賞2018」などさまざまな漫画賞を受賞し、シリーズ累計発行部数は500万部を突破(2020年10月時点)。2019年12月まで放送していたTVアニメ第1期に続き、第2期が1月から放送中。Netflixでの世界配信も行われ、国内のみならず、国外からも大きな反響を呼んだ。 擬人化された肉食動物と草食動物、さらには海洋生物が暮らす社会。ハイイロオオカミの主人公・レゴシ(CV:小林親弘)は、ドワーフウサギの少女・ハル(CV:千本木彩花)との恋を通して肉食獣である己と向き合い、心の平穏を取り戻したかに見えた。だが、学園内で起きた食殺事件の真相、裏市で見た“社会の裏側”に触れ、第2期からはさらなる試練へ身を投じる。 ライ
TVアニメ『弱キャラ友崎くん』が映し出す現代資本主義の袋小路:宇野常寛『ゼロ年代の想像力』と終わらない「自己啓発」を超えて はじめに資本主義の終わりを想像するより世界の終わりを想像する方が簡単だ。 ――フレドリック・ジェイムソン「アメリカのユートピア」 (フレドリック・ジェイムソンほか著、スラヴォイ・ジジェク編(田尻芳樹/小澤央訳)『アメリカのユートピア:二重権力と国民皆兵制』書肆心水、2018年、13頁) 資本主義を飼いならすことはできないし、資本主義の外に出ることも決して容易ではない。2021年3月に放送が終了したTVアニメ『弱キャラ友崎くん』(以下『友崎くん』)は、そんなことを教えてくれる傑作である。 本作の主人公・友崎文也は、友達も彼女もいない「陰キャ」で「ぼっち」の高校生だ。しかし、その裏の顔は家庭用格闘ゲーム「アタックファミリーズ」(通称「アタファミ」)のレート一位、日本最高峰
NEON GENESIS EVANGELION 3 アーティスト:TVサントラ,高橋洋子,Aya,Aki,Rei発売日: 1996/05/22メディア: CD ※この文章はシン・エヴァンゲリオンの感想というよりTV版・旧劇場版『新世紀エヴァンゲリオン』の昔話ですが、シン・エヴァンゲリオンのネタバレも含みます。ネタバレが嫌いな人は読まないでください。 ※BLOGOSの担当者のかたへ:この文章は転載しないでください。 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開から1週間分の感想エントリまとめ - まなめはうす 今日までにシン・エヴァンゲリオンについてたくさんの人が感想や論評を書いていて、個人史が伝わってきたりもして面白かった。ところが自分はシン・エヴァンゲリオンの感想や論評が書けない。それよりも、TV版25話・26話と旧劇場版『Air/まごころを、君に』のことばかり思い出してしまう。また、式波アスカ
ヱヴァQの感想をネタバレ全開で書く - 最終防衛ライン3 「鈴原サクラ」で Twitter 検索すると「怪文書」とサジェストされるくらいには注目されているようです。Q の頃からかわいいと思っていた自分としては、シンを経てようやくサクラの話ができるのだなぁと嬉しい限りです。 私自身は Q も好きなんですけど、世間的にはサクラの話をするような雰囲気ではありませんでした。 平時には関西のイントネーションで標準語を話しつつ、感情が高ぶると関西弁になるのがツボです。また、トウジと同じ人差し指で鼻をこする癖があるあたり、お兄さんっ子であったことが伺えます。まぁトウジが妹にぞっこんでしたから、さもありなん。 Q での「サクラ」 Q で奪還されたシンジが最初に目にするのがサクラで、またヴンダーを去る際にもサクラが傍にいました。サクラはシンジの監視役のため、当然と言えば当然なのですが、Q では短いながらもシ
痺夜 @HIYORU108116 冬月先生、取り乱してるゲンドウを見て「見てはおれんだろう、あれを」って最もらしいこと言うけど、やる事が全肯定ご奉仕だし、なんならこれゲンドウだけじゃなくてユイさんにもマリさんにも平気でやるだろうしで洒落にならん 冬月ゼミの連中、全員冬月先生に胃袋掴まれてるだろ 2021-03-13 23:54:49 痺夜 @HIYORU108116 冬月ゼミがマリさん、ゲンドウ、ユイさんみたいに身体の作りがフォーマットから違う奴らが集まる異界になってるのでの他の連中も見てみたい というか冬月ゼミに居たって前提にすれば異常な連中を無限に書いても許されそうだな 2021-03-15 23:25:55
アニメ制作会社「Signal-MD」(シグナル・エムディ)が、公正取引委員会から下請法違反で指導を受けたことが2021年1月28日、分かった。同社の親会社「IGポート」が取材に明かした。 IGポートは「改めてコンプライアンスを徹底し、法令等を遵守した健全な経営に努めて参ります」とコメントしている。 「下請法の肝の部分」に抵触 シグナル・エムディは14年設立。『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編』『はなかっぱ』『プラチナエンド』などの制作を手がける。 親会社はジャスダック上場企業のIGポートで、「プロダクション・アイジー」「ウィットスタジオ」など複数のアニメ制作会社を傘下に持つ。 指導は1月19日付。下請法第3条第1項では、親事業者は下請け事業者に対し、委託内容を記した書面(いわゆる3条書面)を交付する義務があるが、これに違反した。 公取委下請取引調
【モスクワ=小野田雄一】ロシア第2の都市サンクトペテルブルクの裁判所は20日、「デスノート」や「いぬやしき」など日本の複数の人気アニメについて、暴力や死など過激なシーンの描写が視聴する未成年者らの成長に悪影響を与えるとして、露国内での放映や配布を禁じる決定を出した。インタファクス通信が伝えた。 両作品のほかに禁止されたアニメは「東京喰種トーキョーグール」と「エルフェンリート」。同通信によると、露検察当局が複数のアニメの配布を禁止すべきだとする請求を裁判所に行っていた。検察当局は「過激な内容を含むアニメが未成年者に自殺などの害を及ぼすということが認められた」とコメントした。 ロシアでは近年、「コスプレをする」という意味の新たな動詞が誕生するなど日本アニメやマンガが人気を呼んでおり、インターネット上では有志が日本作品を翻訳している。一方、保守的な専門家を中心に「日本の作品は過激で、未成年者に悪
『無職転生』のアニメが好評である。 このアニメのために新しい制作会社まで立ち上げたという気合の入りようで その美麗な作画と丁寧な翻案には原作ファンからも称賛が集まっている。 その評価とともに、 「無職転生こそなろう系の元祖である」 「無職転生が異世界転生のテンプレを作った」 といった言説が広まりつつある。 これは本当なのだろうか? 結論から言えば誤りである。 『無職転生』が「なろう」に投稿されたのは2012年11月だが、 これは『魔法科高校の劣等生』や『ログ・ホライズン』が書籍化されて人気を博し、 ヒーロー文庫が創刊されて「なろう」からの刊行ブームが始まったあとのこと。 「なろう」というウェブサイトが飛躍的な拡大を迎えていた頃であり、 いわば「黎明期の終わり」あるいは「成熟期の始まり」というタイミングだった。 そして、その頃には既に多くの「なろうテンプレ」が出揃っていたのである。投稿日タイ
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