格付け会社フィッチ・レーティングスは13日、ギリシャの長期国債を「Bプラス」から3段階格下げし、債務不履行の懸念が強い「CCC」とした。欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)による追加支援策が決まっていないことや、ギリシャ経済の見通しに懸念があることなどを理由にあげた。「Bマイナス」のエクアドルやジャマイカを下回り、世界で最も悪い水準になった。 ギリシャの長期国債はすでにスタンダード・アンド・プアーズが「CCC」、ムーディーズ・インベスターズ・サービスが「Caa1」に下げている。(ロンドン=有田哲文)