インターネット販売大手のアマゾンと楽天がそろって、国内の電子書籍市場に参入を果たした2012年。アマゾン「Kindle」と楽天「kobo Touch」などのリーダー端末とともに、「本」を販売する電子書籍ストアの利用者の獲得競争が激しくなっている。 出版・メディア調査などのインプレスR&Dによると、電子書籍ストアの利用率でアマゾンの「Kindleストア」を利用している人は40.0%で、楽天の「koboイーブックストア」を大きく引き離している。 「Kindleストア」2か月足らずで首位に インプレスR&Dの「電子書籍ストアの利用率に関する調査」は、電子出版産業の関係者向け専門誌「OnDeck weekly」の読者を対象に、12年12月に行われた(有効回答数582件)。 それによると、「現在利用している」電子書籍ストアで、最も多かったのは「Kindleストア」で40.0%だった。次いで「紀伊國屋