文中・グラフ中にあるEA17やEU27については一覧ページ【ヨーロッパ諸国の失業率動向(EU統計局発表)】上の解説部分を参考のこと。 ILO基準における2012年2月時点の発表データによる失業率は次の通り。なおこのグラフもあわせ今記事では、直近2月分のデータが未掲載(調査途中)の場合、原則としてその前の月分のデータを代用している。 スペインは相変わらず20%強の値を示し、ギリシャもほぼ2割。たかだか一か月ほどで状況の大きな変化があろうはずもない。そして、やはり債務問題でしばしば報道に登る国が上位についている状況を見ると、失業問題と経済・債務問題が密接な関係にあることが推測できる(特にギリシャは事実上のデフォルト状態にあり、別次元の話に達している)。 今回も前回同様、前月(2012年1月)の値との差異を計算し、グラフ化を行う。失業率については(次の若年層周りでも同様だが)、国によって細かい修