i Laboが出品した水素エンジン用シリンダヘッド。横倒しで展示されており、上にみえるのはインテークマニホールド、その下がシリンダヘッドである。手前のヘッドカバー(搭載時は上面にあたる)にはイグニッションコイルの一部がみえている トラック用水素エンジンが出品されたのは、「第19回FC EXPO【春】」(主催:RX Japan)というイベントで、燃料電池(FC)本体やFCシステムをはじめ、FCの補機類や原材料、生産・試験機器、さらに水素タンク、水素充填設備などを取り扱う200を超える企業・機関・団体が出展した。そのうち水素エンジンを出品したのは2社である。 まず、国内企業・i Laboが出品したのが、いすゞの中型トラック「フォワード」を改造した水素エンジン車で、エンジンと燃料供給系の部品を水素燃焼に対応した部品へ交換し、高圧水素タンクを搭載している。 目標は、通常の自動車整備工場でも改造(コ