東日本大震災は東北地方で飼育されていた元競走馬たちにも甚大な被害をもたらした。沿岸部にあった乗馬クラ ブは津波に飲み込まれ、厩舎ごと流された馬も少なくなかった。これまでに100頭以上が津波により死亡したとされ 、その中には91年のクラシック戦線で小島太を鞍上に活躍したサクラヤマトオーや、05年に北海道スプリントCを制したハリーズコメットも含まれている。しかし、命を永らえた馬たちにも思わぬ苦難が襲う。原発事故だ。300頭以上が暮らす福島県南相馬市は避難地域に指定され、泣く泣く馬を置いて逃げなければならない状況に陥った。立ち入りが制限されては、餌をやりに戻ることもできない。南相馬は昔から人と馬との関わりが深い土地だ。都会で犬や猫を飼うのと似た感覚で、馬とともに暮らす人々も 少なくないという。身近に馬がいるのが当たり前の世界。かつて、農耕馬が生活に欠かせなかった時代が南相馬には残っていたのかもし
防護服に身を包む。 6月20日、早朝、私は高邑勉議員(民主党・衆院議員)と福島原発20キロ圏内(警戒区域)に向かった。高邑議員とは以前から遺骨収集活動でご縁があり、エベレストから帰国後に再会した際に「野口さん、20キロ圏内に取り残されている家畜が政府の方針により殺処分されている。私は何度も現場に通っていますが、あの動物達の鳴き声が耳から離れないんです。何とか助けたい。殺さずに生かしていく方法があるはずです」と訴えていた。 震災後、何度か被災地入りしたものの、私が訪れたのは三陸地域(陸前高田市、気仙沼市、山田町など)であり、福島ではない。同じ被災地でも三陸地域と福島とでは被害の内容が大きく異なる。震災後(4月10日から)、エベレスト登山のためにしばらく日本を離れたが、エベレストにいながらも気持ちは日本にあった。私が訪れた被災地は今どうなっているのだろうか?そして原発事故が起きた福島県は?エベ
東日本大震災で津波をかぶりながら、がれきの中から芽を出した稲が、岩手県山田町大沢の漁業福士新一郎さん(74)の田んぼで元気に育っている。 「ど根性米」と呼んで大切に世話をし、収穫したら近所の子どもたちに配ることにしている。 福士さんは妻の玲子さん(69)と高台へ避難し、震災から1週間ほど同県宮古市内の体育館で避難生活をした。自宅は津波で1階部分の外壁がなくなった。漁業の傍ら米も作っていたが、育てていた種もみは倉庫ごと流された。 「自分で作った米はもう食べられないな」と諦めていたところ、震災から約2か月後、車や家財道具などで埋め尽くされた庭で、稲が顔を出しているのを見つけた。福士さんは「光がほしくて、がれきの間から一生懸命葉を伸ばしていた。この稲をだめにしたら一生悔いが残る気がした」と6月下旬、家族で自宅から約1キロ離れた約100平方メートルの田に植え替えた。 稲はこの1か月でぐんぐん成長、
外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 先日、このような記事を読みました。その記事内の風力発電とバードストライクについての見解が非常に酷いので、バードストライクの説明(注:風車への衝突のみ)もかねて反論させてもらいます。なお、そのほかの部分については判断するだけの十分な知識がないので控えさせてもらいます。 低周波問題やバードストライクはどうする? この問題は決して無視して良い問題ではありませんが、原子力維持に伴う夥しい犠牲を無視したがる“現実的な”方々が強調したがるのはウンザリしますね。 中略 バードストライクに関して云えば、天敵である猛禽類の姿や声を流すだけで、近寄らなくなると思いますね。 いや、風力発電で起きるバードストライクで一番問題にされるのがワシタカ類の衝突ですから。たとえば、2008年に岩手県で絶滅危
かつて、公害企業は台風のどさくさに紛れて、ため池や廃液貯留槽が決壊したと称して重金属や化学物質や発酵残渣で汚染された排水を、ここぞとばかりに放出した。古河鉱業による渡良瀬川の銅汚染はその初期の公害の典型例である。海岸線に立地した多くの化学企業や食品関連企業では1960―70年代にそれをやらなかった企業はないくらいである。 巨大台風6号が接近している。東電福島原発は破壊された建屋がいまだに丸裸で暴風雨高潮に対してまだ無防備である。いまだに高濃度汚染水の処理ができていない。台風が来れば、地上の表流水ばかりでなく、地下水量も膨大に増えるだろう。それが何らかの契機になって、原子炉建屋に貯留している高濃度放射能汚染水を海洋側に洗い流す恐れがある。 そうなったときには、東電は自然災害に抗しきれなかったというだろう。絶対に東電にはそんなことをさせてはならない。 この企業はまったく信用できないから、何でも
政府の原子力災害現地対策本部の指示を受けた民間の獣医師らグループ「福島県警戒区域内動物救援獣医師チーム」の約50人が16日、福島第1原発から20キロ圏内に取り残されたペットを飼い主に返すため、路上の犬や猫の保護活動を始めた。 チームによると、8班に分かれ市街地を中心に全域で捜索。かごの中に餌を入れておびき寄せ、中に入ると扉が閉まるわなを路上に置き捕獲した。獣医師によると、震災後に出産したとみられる雑種の犬もいた。 47NEWS 参加社一覧 北海道新聞 | 室蘭民報 | 河北新報 | 東奥日報 | デーリー東北 | 秋田魁新報 | 山形新聞 | 岩手日報 | 福島民報 | 福島民友新聞 | 産業経済新聞 | 日本経済新聞 | ジャパンタイムズ | 下野新聞 | 茨城新聞 | 上毛新聞 | 千葉日報 | 神奈川新聞 | 埼玉新聞 | 山梨日日新聞 | 信濃毎日新聞 | 新潟日報 | 中日新
福島県産の牛11頭のうち1頭から暫定規制値を超える2300Bq/kg放射性セシウムが検出され、さらに残り10頭からも1530〜3200Bq/kg検出される事例が起こりました。 その後、稲わら(75000Bq/kg)が原因であることが判明いたしました。 http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/pdf/caesium_kenshutu.pdf さらに別の農家からも放射性セシウムが検出された稲わらを与えられていた報告がありました。 福島県によりますと、この農家は福島県浅川町の農家で、県が立ち入り検査を行ったところ、最大で1キログラム当たり9万7000ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。県によりますと、これは水分を含んだ状態に換算すると国の目安のおよそ73倍にあたるということです。わらが与えられていた肉牛は、ことし4月8日から今月6日まで
印刷 関連トピックス東京電力原子力発電所 福島県の畜産農家が放射性セシウムに汚染された稲わらを牛のえさに使っていた問題で、県は16日、新たに郡山市の2戸、喜多方市の2戸、相馬市の1戸の肉用牛農家でも汚染されたわらを与えていたことが分かった、と発表した。5戸から計84頭が関東と東北のと畜場に出荷され、市場に流通したという。 5戸とも、東京電力福島第一原発事故の後、自分の水田から収穫したわらを与えていた。相馬市の農家は、宮城県内の業者から購入したわらも使用しており、このわらも基準値を超えた。 福島県によると、84頭の出荷先は、東京都に53頭、埼玉県川口市に8頭、仙台市に2頭、山形県に2頭、福島県内に19頭。3月28日から7月13日にかけ出荷されていた。 関連リンク宮城県、稲わらの汚染確認 与えた牛の出荷自粛要請(7/15)稲わらの提供制限「知らなかった」 畜産農家2戸明かす(7/15)稲
福島県浅川町の畜産農家が放射性セシウムに汚染された稲わらを肉牛に与えていた問題で、県産牛への風評被害への懸念が高まっている。冷静に対応するスーパーがある一方で、市場の値崩れは深刻化している。【山田泰蔵、野口由紀、和田浩幸】 中堅スーパー、ライフの東京本社広報部は「今回の42頭の入荷があったか調査している。今のところ肉の売り上げは落ちていないが、今後はどうなるか心配だ。肉のセシウム汚染問題は長期にわたる可能性があり、早急に国レベルで対応し、全頭検査をするなど消費者が安心できる対策を」と訴える。 大手スーパーのイオン(本社・千葉市美浜区)は現段階で福島県産の肉を取り扱っていないというが「『取り扱いがない』などと店頭で告知すると、風評被害をあおってしまうので考えていない。お客様からの問い合わせは数件ほど」と話す。 岩手、宮城両県でスーパーマーケット23店舗を運営する「ベルプラス」(盛岡市)で食肉
印刷 関連トピックス東京電力原子力発電所 福島県二本松市は14日、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、子どもらの内部被曝(ひばく)を調べるため実施した独自のサンプル検査の結果を発表した。市民から任意で選ばれた20人全員の体内から放射性物質が検出されたが、被曝量はおおむね1年間に自然界から受ける10分の1以下だった。 対象は5歳〜中学生以下の18人と、戸外で働く49歳と63歳の男性2人。6月20〜30日に検査した。最も内部被曝量が高かったのは、63歳の男性で0.252ミリシーベルト。最低は9〜11歳の子どもで0.0257ミリシーベルトだった。 市の調査では、市内の放射線の最高空間線量は3月に観測された毎時10マイクロシーベルト。子ども18人の家庭では、外出させず、放射性物質が検出された野菜などを食べさせないようにしたという。 関連リンク妊婦・子ども優先の内部被曝検査始まる(7/1
福島県南相馬市の畜産農家が出荷した黒毛和牛から暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、県の調査で、同県浅川町の農家でも高濃度の放射性セシウムを含む餌を与えていたことが分かった。すでに42頭が市場に流通しているという。【種市房子、野倉恵、小玉沙織】
放射性セシウム検出で聞き取り 7月10日 19時5分 福島県南相馬市から出荷された肉牛11頭から国の暫定基準値をこえる放射性セシウムが検出された問題で、福島県は10日、この農家を訪れ、牛の飼育状況の聞き取り調査を行うとともに採取したえさや水を専門機関で分析し原因について調べています。 この問題は、福島県南相馬市の農家で飼育され、東京都の食肉処理場に搬入された11頭の牛から、国の暫定基準値の3倍から6倍余りに当たる1キログラム当たり1530から3200ベクレルの放射性セシウムが検出されたもので、福島県は南相馬市に対し、肉牛の出荷の自粛を要請しています。この問題を受けて、10日、県の農林水産部の職員ら6人が、この農家を訪れ、およそ2時間かけて牛の飼育状況の聞き取り調査を行うとともに、えさの保管場所などを確認しました。調査によりますと、この農家では震災前から牛はいずれも屋内で飼育され、密閉した容
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