プロ野球ドラフト会議で2球団競合の末、希望する巨人入りの夢が断たれた日本ハムのドラフト1位、東海大・菅野智之投手(22)に、祖父で東海大系列校野球部顧問の原貢氏(76)が28日、“一浪のススメ”を説いた。同氏は、事前に指名あいさつのなかった日本ハムが「だまし討ち」したと憤った上で、菅野は入団を見送り、来年のドラフト会議で希望球団の指名を待つべきだと主張。原一族の家長の注目発言で、菅野の入団拒否−一浪が決定的となった。 巨人・渡辺恒雄球団会長(85)が28日、ドラフト会議で、抽選で菅野の交渉権を獲得できなかったことに言及。「(菅野については)ノーコメント」としながら、「ドラフトというのは“憲法違反”。独禁法による競争制限」と持論を繰り返した。菅野は浪人も?という質問に対しては「オレがそんなことをいったら、大変なことになる」と話した。 【関連記事】 浪人させる!菅野「だまし討ち」原貢氏激