陸上男子長距離のエスビー食品が経営の合理化を理由に来年3月限りで廃部となることが31日、同社から発表された。 エスビー食品の陸上部は54年に創部。80年に瀬古利彦、新宅雅也、中村孝生の有力長距離選手が加入。中村清監督(故人)の厳しい指導もあり、一躍国内トップのチームに成長。84年から全日本実業団対抗駅伝で4連覇も果たした。 現在はOBの田幸寛史監督の下、08年北京五輪代表の竹沢健介ら選手6人が在籍。同駅伝には00年大会を最後に出場せず、個人種目中心の活動を行っていた。 瀬古利彦・エスビー食品スポーツ推進局長の話 私自身も30年以上支援していただき、大変感謝しております。会社の経営環境を考えるとやむを得ないのかなと思う。