コロナ感染の絶えない阪神は問題から目をそらさず、組織全体を根底から見直すべきだ。 9月24日の浜地真澄投手(22)の新型コロナウイルス感染判明から陽性者続出の阪神。30日には新たに1軍チームスタッフ1人の感染が確認され、これで9人目。完全なクラスター(感染者集団)だが、全ての始まりは名古屋の夜だ。 名古屋遠征中の19日の中日戦(ナゴヤドーム)終了後、福留孝介外野手(43)の招集で市内の和食店に集まったのは岩貞祐太投手(29)▽糸原健斗内野手(27)▽木浪聖也内野手(26)▽陽川尚将内野手(29)▽江越大賀外野手(27)▽小林慶祐投手(27)と、チームスタッフ1人の計8人。球団は日本国内での感染状況を見ながら名古屋と広島での外食は許可する方針を示しており、この日は外食OKの指定日。ただし「食事を共にするのは4人まで、個室に限る」との球団のルールは当然、守らなければならなかった。 ところが、球