愛媛県にある運転を停止している伊方原子力発電所1号機で15日午前、機器を冷やすための海水、およそ9万4000リットルが漏れ出すトラブルがありました。このトラブルによる環境への影響はないということですが、四国電力が詳しい原因を調べています。 四国電力によりますと、漏れた海水に放射性物質は含まれておらず、環境への影響はないということです。また、現在1号機の原子炉に核燃料はなく、使用済み燃料プールにありますが、プールの冷却は通常どおり行われているということです。 四国電力によりますと、海水は点検のため、外しておいた配管と配管の継ぎ目から漏れ出していて、点検中の配管に流れて行かないよう閉めていたはずの電動の弁が開いた状態になっていたということです。 また、この弁の状態は中央制御室で監視することができますが、閉まっていることを示す表示になっていたということです。四国電力はなぜ閉まっていると表示されて