国内外で使われているプログラム言語「Ruby(ルビー)」を開発した松江市玉湯町玉造のまつもとゆきひろ(本名・松本行弘)さん(44)が1日付で島根大プロジェクト研究推進機構の客員教授に就任した。14日、同市西川津町の松江キャンパスで山本広基学長から辞令を受け取った。 まつもとさんは07年度に同大の非常勤講師となり、3年生以上が対象の選択科目2科目でルビーの仕組みや活用法、地方でインターネットを活用する意味について教えている。今年度は約80人が受講している。 08年7月、同大プロジェクト研究推進機構で約10人の教員と、ルビーのように内容が公開されていてだれでも開発に参加できる「オープンソース」の無償ソフトウエアの研究を始め、同機構内の委員会が今年9月、論文や授業などの実績から客員教授に推薦した。 まつもとさんは「学生には、地方にいながらも世界に向けて発信していけるということを理屈ではなく