病死の父を「放置」 逮捕された兄と家族の250日 十数年会話なかった弟、初めて知った兄の「不遇」 #ニュースその後
千葉県木更津市で先月、七十七歳の男性が介護する認知症の妻(79)と無理心中した。男性が二人で命を絶つ決断に追い込まれた背景には、老老介護の悩みを打ち明ける場もなく、社会的に孤立していた様子が浮かぶ。 (白名正和) 男性は七月二十日午後、木更津市中心部のショッピングセンターから飛び降りて死亡。数百メートル離れた団地の自室では妻も死亡していた。部屋からは「介護に疲れた」と書かれた男性の遺書が見つかり、県警は、男性が妻を絞殺して自殺を図ったとみている。 夫婦は二〇〇七年冬、隣の君津市から引っ越してきた。男性は木更津市内の土木会社で働きながら妻を介護。二~三年前に退職した後は介護に専念していたとみられる。団地周辺を徘徊(はいかい)して、警察に保護された妻を引き取りに来ることもあった。
妻の首を絞めて殺害したとして、警視庁八王子署は30日、殺人容疑で東京都八王子市犬目町の無職、前田真一容疑者(64)を逮捕した。前田容疑者は調べに対し、「1年ほど前に妻が座骨神経痛を患って寝たきりになり、1か月前ほど前から『痛みがひどいので殺してくれ』と言うようになった」と供述し、容疑を認めている。同署は犯行に至った詳しい経緯を調べる。 同署の調べによると、前田容疑者は30日午後0時ごろ、自宅の布団で横になっていた妻の無職、文子さん(61)の首を手で締めて殺した疑いが持たれている。 前田容疑者は妻と2人暮らし。犯行後、同市内に住む息子(31)に「お母さんを殺した」と連絡し、実家に戻った息子が119番通報した。
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