印刷 【動画】停まったままのJR仙石線、ススキが揺れる線路JR仙石線の野蒜(のびる)駅―陸前小野駅間に震災から半年を経てもなお残されたままの車両。線路は雑草に覆われ、ススキの穂が揺れていた=宮城県東松島市、竹谷俊之撮影 宮城県沿岸部を走るJR仙石線。東松島市の野蒜(のびる)駅―陸前小野駅間に、東日本大震災の日から止まったままの列車が残っている。あたりには雑草が生い茂り、ススキが穂を揺らす。今も、全線50.2キロのうち矢本(東松島市)―高城町(松島町)の15.9キロの再開のめどが立っていない。 津波で野蒜駅は大破。JR東日本によると、近くを走っていた列車は停車して乗客を避難させた。周辺のレールは流された。電気も通っていないため、列車を動かせない。沿線住宅地は高台移転を検討中で、鉄道のルートが変わる可能性もある。(吉田拓史) 関連リンク被災した車両も多数掲載 アエラ「震災と鉄道 全記録」(