大阪市北区梅田の交差点で堺市東区の会社員、鈴木源太郎さん(30)が車にはねられ、約3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件で、曽根崎署捜査本部は5日午前、殺人と自動車運転過失致死、道交法違反の疑いで住所不定のホスト、吉田圭吾容疑者(22)を逮捕した。 調べでは、吉田容疑者は21日午前4時20分ごろ、無免許で乗用車を運転。北区梅田の国道176号交差点で鈴木さんを車ではね、底部に巻き込んで走行。同市福島区吉野の市道まで引きずり、殺害した疑い。 司法解剖の結果、鈴木さんは長距離を引きずられ、頭や首を路面で激しく損傷したことなどによる外傷性ショックで死亡したことが判明。最初の衝突は大きくなく、引きずられたことが致命傷になったとみられる。 犯行車両は1日、遺体が振り落とされた場所から南西の此花区内で発見。車種はトヨタのイプサムで、底部の血痕や繊維片が付着しており、捜査本部が鑑定を進めている。