2006年12月31日、IBMはクライアント向け32bit OSである「OS/2 Warp 4」と、サーバー向け「OS/2 Warp Server for e-business」のサポートを正式に終了した。これは2005年7月12日付けで予告されていたものであり、販売は2005年12月で終了している。今後は大量導入した大口顧客を対象として、ソフトウェアの欠陥に対する有償サポートのみが細々と続けられることになる。ここでは、OS/2の簡単な歩みをまとめておくことにしよう。 ●時代をキャッチアップできなかったOS/2 もともとOS/2は、8088/8086用に書かれたDOSの後継となるOSとして、プロテクトモードを備えた80286プロセッサ向けに、当時提携関係にあったMicrosoftとIBMが共同開発したものであった。開発がスタートしたのは、80286プロセッサを搭載したIBM PC/AT('
オンキヨーが2007年7月に、ソーテックの子会社化を発表して以来、現在までの約1年半の取り組みは、創業時からファブレスメーカーとして歩んできたソーテックの体質を、社員が自ら生産する正真正銘のPCメーカーへと転換させる、いわば「大手術」を施したものだったといっていい。 「作っている1人1人が、自らがブランドを背負った正社員である。それが、かつてのソーテックの体制とは大きく異なる点」と、鳥取オンキヨーの砂長潔社長は語る。砂長社長自身、オンキヨーでWAVIO事業を率いてきた経緯があり、同社プロパーのなかで、PC業界とのつながりが最も深い人物ともいえる。 「これまでのソーテックを否定するのではなく、ソーテックが持っていた優れた点は継続しながら、オンキヨーのモノづくりへのこだわり、高品質で効率的な生産手法を加えることで、オンキヨーによるソーテックブランドPCを作り上げた」と続ける。 まず、簡単にこれ
発売中 実売価格:65,000円前後 先日、東芝のネットブック「NB100/HF」の評価版を利用してレビューをお届けしたが、今回製品版が手に入ったので、改めてWindows XPを導入する手順や、Windows XP導入によってどの程度快適になるのかを検証するとともに、内蔵されているSSDを詳しくチェックしてみることにする。 ●Windows XP導入前に、リカバリディスクを必ず作成しておく NB100/HFにWindows XPを導入する場合、まず最初に必ず行なっておくべき作業がある。それは、リカバリディスクを作成しておくというものだ。 NB100/HFでは、SSD内にリカバリ用データが保存されており、基本的には「0」キーを押しながら本体の電源を投入すると、リカバリ機能が起動し、SSD内容を出荷状態に戻すことが可能となっている。しかし、Windows XPを導入してしまうと、このリカバリ
■ 第444回 ■ SSDの信頼性は、すでにHDDを超えている ~東芝セミコンダクター社 インタビュー 一昨年、昨年と大幅な低コスト化が進んだことで、モバイルPC用ストレージとしての存在感を増しているSSD。いくら安価になったとは言え、さすがに絶対的な記憶容量や容量あたりの単価ではHDDにかなわないSSDが、これほど注目を集めるのは、高性能、低消費電力、小型、耐衝撃性といった要素を備えているからだ。 特に1.8インチHDDを前提とした小型ノートPCの場合、本来はSSDが不利な記憶容量の面でも同等レベルになってきており、消費電力低減や軽量化といった要素も含め、トータルでSSD搭載モデルの方が魅力的なのは当然のことだ。 しかし同時に、ノートPC向けSSDが徐々に一般化する中で、SSDのセルはMLCへと主流が移り変わり、セルの書き換え可能回数はSLCより減ってしまった。本当にSSDでも大丈夫なの
『巨象も踊る』というビジネス書がある。巨大企業IBMが組織の硬直化により緩やかな死へと向かおうとしていた時期、経営者としてIBMの改革を推し進め、立て直しに成功したルイス・ガースナーが語ったIBM再建の逸話が記されている。 この本の事を思い出したのは、昨今のHewlett-Packard(HP)の製品を見て、HPもまた大きな変革を成し遂げたのだと感じたからだ。個々の事例や置かれた立場、製品分野ごとの事情の違いはあるものの、同じく不振に喘いでいたテクノロジ業界の巨人HPもまた、今や吹っ切れたかのようにコンシューマニーズに合致した製品を連発している。 このように書いても、日本市場だけを見ていると、なかなかその実感は沸かないかもしれない。HPの製品は、必ずしもすべてが日本市場にマッチしているわけではないし、PC市場で世界ナンバーワンのシェアを持つといっても、日本ではトップランナーではない。 しか
先週、PC業界には3つの大きなニュースがあった。 1つはWindows 7のSKU(出荷単位)、すなわち○○EditionといったOSのパッケージ構成が決まり、それが発表されたことだ。これはとても興味深い。他コラムでも分析されているが、簡単に言えばMicrosoftはネットブックに代表される超低価格PC(ULCPC)に、さらなる足かせを填めたて利用フィールドを制限するという判断を下した。 次にUQモバイルによるコンシューマ向けサービスプランの発表。筆者も取材を予定しているが、先方の広報担当者も「やっと取材を受けられるようになった」と節目にこぎ着けたことを喜んでいた。 最後はIntelのロードマップ変更だが、こちらは今週、正式な発表がIntelからある予定だ。すでに報道されているように、32nm世代の開発が順調という理由もあるのだろうが、世界的な景気後退という事情も無視できない。 この時期に
調査時点の在庫ショップ数が1店しかないため、価格表には掲載していないが、SeagateのデスクトップPC向けHDD新製品で、1枚あたり500GBの高密度記録プラッタを採用するST3500410AS(500GB,SATA)が出回り始めた。ショップの表示によると、スピンドル回転数は7,200rpmで、キャッシュメモリ容量は16MBとなっている。実売価格は5,580円。 値動きは全体的に小幅。ただし、Seagate ST31500341AS(1.5TB,SATA)の在庫ショップ数が前回調査時から5店減少して10店となるなど、大容量モデルを中心に流通量の減少が目立っている。 なお、在庫ショップ数が少数となったため、Samsung HD642JJ(640GB,SATA)、Hitachi HDS721075KLA330(750GB,SATA)、HTS541612J9AT00(120GB)の3モデルを調
12月20日 適用 レノボ・ジャパン株式会社は19日、ネットブック「IdeaPad S10e」の価格改訂を発表。これまで54,800円だったが、12月20日から約5,000円値下げされ、49,980円となる。 IdeaPad S10eは、同社の国内初となるネットブック。12月3日に発表され、当初は54,800円で販売されてきたが、発売日の12月6日から2週間で約5,000円の値下げに踏み切った。 主な仕様は、CPUにAtom N270(1.60GHz)、メモリ1GB(最大1.5GB)、Intel 945GSE Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、160GB HDD、1,024×576ドット表示対応10.1型ワイド光沢液晶、OSにWindows XP Home Edition(SP3)を搭載。 インターフェイスは、SDカード(SDHC対応)/MMC/メモリースティック(PRO)対応
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