入札するたびに手数料がかかる新しいタイプのネットオークションで、「落札できなくても多額の手数料がかかる」と訴える相談が急増している。全国の消費生活センターに09年度19件だった相談が、今年度は昨年12月までに173件寄せられた。国民生活センターは「ギャンブル性が高い取引で、慎重に利用してほしい」と呼びかけている。 「ペニーオークション」と呼ばれる取引で、現在100サイト以上が運営され、テレビやゲーム機などが出品されている。入札額の引き上げ単位が「1円ずつ」などと少額で、入札のたびに手数料が50~75円発生するのが特徴。「0円」などから入札が始まるが、入札者がいる限り、競り合いが延々と続く。 利用者は事前にクレジットカードで貨幣代わりの「ポイント」や「コイン」を購入し、手数料を支払う。相談者の多くは商品を落札できずに、手数料だけを支払っていた。1万~4万円支払った人が全体の35%と最も多く、
これまでの流れは関連記事をお読みください。 ・怪しげなオークションサイトに気をつけろ(前編):ペニーオークションの問題点 ・怪しげなオークションサイトに気をつけろ(後編):ペニーオークションサイトも騙されている ・ペニーオークション情報は嘘だらけ。全部詐欺サイトと思ったほうが安全 ・次々と閉鎖するペニーオークションサイト おさらい 以前の記事全部に目を通してもらったほうが確実だが、とりあえずこの記事だけでも内容がわかるように簡単にペニーオークションの説明をしたい。 一般的なオークションでは、場を提供するサイトは手数料で収入を得て、出品者は要らない物を処分して収入を得て、落札者は自分の希望する価格で商品を手に入れられる。 ペニーオークション(ペニオク)では、サイト運営者=出品者なのでどちらかというとショッピングサイトに近い。低価格でスタートした商品に対して入札するたびに手数料を取られる。最後
過去の数回の記事でサクラが蔓延し、詐欺的なシステムであると糾弾してきたペニーオークションだが、その後新設サイトが乱立する中、閉鎖するサイトも増えてきた。 ペニーオークションについてはこちらの記事を参照 ・怪しげなオークションサイトに気をつけろ(前編):ペニーオークションの問題点 ・怪しげなオークションサイトに気をつけろ(後編):ペニーオークションサイトも騙されている ・ペニーオークション情報は嘘だらけ。全部詐欺サイトと思ったほうが安全 消費者庁も動き出すようだしあれだけ多くのサイトが存在すれば、システムを把握せずにひっかかる人の奪い合いになって1サイトあたりの売上は相当下がっているはず。全部サクラで落札するとしても、完全に自動化できる性質のものではないのでサイトを維持するだけでも結構な時間を要するし、収益を得る見込みがなくなったら閉鎖するのは当然といえば当然。 閉鎖の告知をしたり、購入済み
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く