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会長にまで出世した敏腕サラリーマンの力で、出荷できなくなった日本酒を有効活用し、被災地の力に――。国内外で人気がある山口県の日本酒「獺祭(だっさい)」が、人気漫画「島耕作」シリーズをラベルに描いた「獺祭 島耕作」を10日から販売する。7月の西日本豪雨の影響で通常通りに販売できなくなった酒を安く提供し、売り上げの一部を被災地に寄付するという。 「島耕作」シリーズの作者で山口県出身の弘兼憲史さんと、獺祭の蔵元・旭酒造(同県岩国市)の桜井博志会長、桜井一宏社長が2日、東京都内で記者会見を開いて発表した。旭酒造では豪雨のため「本社蔵」の前を流れる川が氾濫(はんらん)。機械や原料米が泥水につかった。また停電も3日間に及び、獺祭が売りにしている仕込み時の0・1度単位での細かなタンクの温度管理ができなくなった。このため当時発酵タンクにあった約50万リットルの酒が出荷できなくなったという。 桜井会長は「一
子供のころ、友達の家でゴロゴロとマンガを読んでいる時間はなんであんなに楽しかったのだろう。一軒家をそのまま改造してしまったというアットホームすぎるマンガ喫茶「横浜へそまがり」は、そんなノスタルジックな気持ちを思い出すにはぴったりの空間だ。 店内は思いっきり民家風 「へそまがり」のバス停が目印 横浜駅西口から徒歩10分。大通りから一つ路地裏に入ったところに、バス停を模した「横浜へそまがり」の看板が出ている。懐かしい引き戸を開けると、店主のへそまがりさんが作務衣姿でにこやかに出迎えてくれた。「虫が入るんで網戸閉めますね」という一言に生活感が溢れている。 思いっきり普通の和室な店内 階段までマンガがずらり 2階建ての店内は階段からテーブルの下まで、まさに所狭しと漫画で埋め尽くされている。蔵書は約1万1千冊。へそまがりさんが元々収集していた2千冊に、閉店する知り合いのマンガ喫茶から買い取った9千冊
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