東日本大震災で改めて注目されることとなったビルの耐震性。企業のビル選びにはどのような変化が生じているのだろか。森トラスト調べ。 東日本大震災で改めて注目されることとなったビルの耐震性。数年内の首都直下型地震の可能性についても報道されているが、企業のビル選びにはどのような変化が生まれているのだろうか。 森トラストの調査によると、同社運営ビルのテナント企業に「ビル選定の際の重要項目」を尋ねたところ、必須条件として挙げた割合が最も高かったのは「管理・防災体制が整備されている」で49.3%。以下、「地盤の安全性が高い」が42.9%、「電気供給に対する不安が少ない」が39.6%、「水害に対する安全性が高い」が37.6%、「交通インフラが冗長である」が35.4%で続いた。 地域別にみると、仙台エリアでは全体的に割合が高くなっていたが、特に「水害に対する安全性が高い」を必須項目とした割合が52.2%と、