損害保険各社は、衝突などを防ぐ「自動ブレーキ」を搭載した車を対象に、再来年、平成30年から自動車保険の保険料を9%程度、割り引く方針を固めました。 関係者によりますと、損害保険各社が加盟する損害保険料率算出機構は、自動ブレーキを搭載した車の事故の頻度が、搭載していない車よりも少ないことを理由に、各社が保険料を決める基準となる「参考純率」を9%引き下げることを決めました。 これを受けて損害保険各社は、再来年、平成30年から自動ブレーキを搭載した車を対象に、自動車保険の保険料を9%程度、割り引く方針です。自動車保険は、高齢ドライバーによる事故の増加や、自動車に使われる電子部品の修理代の上昇などを理由に、ここ数年、保険料が値上がりする傾向にありましたが、自動ブレーキのような安全技術の普及により事故が減少し、保険料の一層の値下がりにつながるのか注目されます。
![損保各社 自動ブレーキ車の保険料を割り引きへ | NHKニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/296e45146a0643b06d643c982905f9b737ca7e16/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20161125%2FK10010783381_1611250037_1611250037_01_02.jpg)