インターネットさえつないでいれば、何不自由なく過ごせるようになった現代。都市部では物事の機械化が進み生活が便利になる一方で、人間関係が希薄になりつつもある。 いま、日本に限らず世界の都市部では対人関係や実際のコミュニケーションを苦手とする人が増えているのだという。そんな現代社会の歪みに警鐘を鳴らし、斬新な手法で解決策を提案するのが台湾のリアルドールメーカー「ドールハウス168」の代表取締役社長、趙(チャオ)氏。 一般的には性玩具として扱われることの多いリアルドールが、対人関係やコミュニケーション能力の改善に効果的だという。 そこで今回は、台湾まで出向き詳しい話をうかがった。 ドールハウス168……2013年、「見て美しい存在」を創り出すことをコンセプトに台湾で創業。約20万円前後の低価格で高品質なリアルドールが人気(※日本メーカーのドールは約60万円)。現在は台湾から中国、日本、東南アジア