マツダが小型トラックなど商用車の生産から撤退する方針であることが24日、分かった。次期モデルは開発せず、衝突安全基準が厳格化される2010年代後半にも現行モデル「ボンゴ」の生産を打ち切る。不振の商用車生産から撤退し、経営資源を環境性能の高い乗用車に集中する。 マツダは12年3月期決算で4年連続の最終赤字となる見通し。経営の抜本的な立て直しを迫られており、商用車からの撤退を業績改善につなげる狙いだ。 マツダは1931年に三輪トラックの生産を始め、自動車事業に進出。現在は小型トラックとワンボックスの2タイプのボンゴのみを生産している。(共同)