インターネット通販大手の楽天は23日、経団連に同日付で退会届を送付したことを明らかにした。理由について楽天は「製造業などの業態の違う企業が多く入会しており、方向性や哲学が違う」と説明している。 三木谷浩史社長は5月下旬、東京電力福島第1原発事故後の経団連の対応に関連し、短文投稿サイトのツイッターで「電力業界を保護する姿勢が許せない」などと書き込み、退会を検討していることを明らかにしていた。 退会届の提出は、電力会社の発送電分離などに慎重な姿勢を示す経団連への不満の表れとみられる。 楽天は2004年に経団連に入会していた。【乾達】