10代の少女らへの性的虐待で逮捕され、裁判開始前に自殺した米富豪、ジェフリー・エプスタイン被告の事件の余波が、その死後も広がっている。数百人規模ともいわれる少女らへの深刻な性的虐待疑惑と、舞台となったフロリダやニューヨークなどの豪邸、トランプ大統領、クリントン元大統領、英国のアンドルー王子などのそうそうたる顔ぶれとの交友関係。そのコントラストが国際的な関心の的となってきた。 一方でその人脈はアカデミズムの著名研究者らにも広がり、マサチューセッツ工科大学(MIT)やハーバード大学といった名門校に豊富な資金が流れていたことも、メディアの注目を集める。性犯罪者と巨額の寄付。性犯罪被害の深刻さに加えて、寄付金の「金の色」の問題をめぐっても議論を呼んでいる。 「エプスタイン事件」とは何か? エプスタイン被告は証券大手のベアー・スターンズを経て、投資や財務コンサルティングなどで財を成したといわれ、米下
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