中国の乳製品メーカーが生産した牛乳に化学物質「メラミン」が混入し、死者が相次いでいる事件で、丸大食品(大阪府高槻市)は20日、このメーカーの牛乳を使った菓子商品があったとして、自主回収すると発表した。これまでに健康被害は報告されていないという。 回収対象は、「抹茶あずきミルクまん」(8個入り)、「クリームパンダ」(6個入り)、「グラタンクレープコーン」(7個入り)の3商品。中国山東省にある同社子会社が製造、日本国内で販売した。 仕入れた牛乳は、皮のつなぎ材料などとして使ったという。 問い合わせは同社お客様相談室(フリーダイアル0120・338845)。 ◇ メラミン 食器や生活雑貨に使われる樹脂の原料。毒性は低いとされるが、他の化学物質と反応して結晶化すると、腎臓障害を起こす可能性がある。昨年春、米国では中国産ペットフードの原材料となる小麦グルテンにメラミンが添加され、犬や猫が大量