中国国防省の耿雁生報道官は30日の記者会見で、中国の潜水艦が日本の接続水域を潜ったまま航行したと日本メディアに報じられたことについて「国際水域では、各国の潜水艦は自由に航行する権利を持っており、日本側は故意に中国の軍事的脅威をあおり、緊張をつくり出している」と批判した。 接続水域での航行に国際法上の問題はない。 耿氏は「西太平洋、北太平洋とその周辺海域では多くの国の潜水艦が活動している」と指摘した上で、「(日本側の報道は)政治的目的があり、無責任で、地域の平和と安定にプラスにならない」と強調した。 耿氏はまた「近年、中国海軍の艦艇はたびたび西太平洋海域で遠洋訓練を実施しており、常態化を実現しつつある」と述べた。(共同)