ダイハツ工業は14日、欧州市場の乗用車販売から13年1月末に撤退すると発表した。欧州で販売台数が低迷しているうえ、欧州の排ガス規制が12年から強化され、新型車の開発の採算悪化が避けられないため。日本の自動車メーカーが欧州市場から撤退するのは初めて。ダイハツは10年1月に販売不振だった中国市場からも撤退しており、今後の海外展開は販売が好調なインドネシア、マレーシア市場に注力する。 ダイハツは1960年代に欧州に進出、現在もドイツやフランスなど10カ国で販売している。販売台数は07年の5万8600台が00年以降のピークとなったが、08年のリーマン・ショックを引き金に販売台数は減少に転じ、10年は1万9300台に落ち込んだ。海外販売台数に占める欧州の割合は07年の16・3%から10年は5・3%に下落していた。 ダイハツは販売減による採算悪化に対応するため10年8月以降、欧州向けの車種を5車種から
インド・ムンバイ(Mumbai)で、タタ・モーターズ(Tata Motors)の低価格車「ナノ(Nano)」の顧客第1号にキーを渡すセレモニーに出席する同社のラタン・タタ(Ratan Tata)社長(2009年7月17日撮影)。(c)AFP/Pal PILLAI 【12月27日 AFP】インド国民12億人の巨大市場に新旋風を巻き起こすと期待された同国自動車大手タタ・モーターズ(Tata Motors)の「世界一の低価格車」ナノ(Nano)が、予想外の売れ行き不振にあえいでいる。 ■11月の販売わずか509台、前年比85%減 ナノは、二輪中心のインド国民の「足」を四輪に乗り換えさせるとのうたい文句を掲げて発売された。開発を指揮したタタのラタン・タタ(Ratan Tata)会長を、T型フォードで米市場に革命をもたらしたフォード・モーター(Ford Motor)創設者のヘンリー・フォード(Hen
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