国産車、輸入車問わず、国内で販売される新車からMTの設定が激減し、ATだらけになって久しいですが、時代の流れだからとラクなほうに流れてもいいんでしょうか? 日本の若者に奮起を促すため、AT車全盛の現代で3%のMT車所有者であることの意味を語ってみました MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu 週刊SPA!によれば、5年前に30代後半だった独身男性が、現在までに結婚できた割合は、たったの3%だったそうである。 私はこの「3%」という数字を見て、あるもの思い起こした。それは、乗用車におけるマニュアル車の比率だ。 日本のAT車販売率は、’03年で95.1%(自販連調べ)。その後なぜか統計は取られなくなり、現在の比率はわからないのだが(あまりに少数派になったので、取る意味がなくなった?