18日、ポルトープランス近くの沖に停泊中の米空母カールビンソンの艦内で負傷した12歳の少女の手術を行った脳神経外科医でもある米CNNテレビのサンジャイ・グプタ氏(右から2人目)=AP、米海軍提供 ハイチ大地震で現場入りした米テレビのリポーターが、本業の報道活動をこなしながら、負傷者の治療に活躍し話題になっている。災害現場にいち早く到着する報道陣が被災者からたびたび投げかけられる「報道するだけで助けてくれないのか」との批判に対応する一つの答え。新たな災害報道のスタイルともいえそうだ。 「ドクター記者」の代表格は米CNNテレビのサンジャイ・グプタ氏だ。脳神経外科医で、CNNの医療報道責任者として自分の番組を持ち、オバマ大統領から米医療行政トップの医務総監として政権入りを要請されたほどの有名人。 ハイチ大地震では発生翌日に首都、ポルトープランス入り。常に医療用具を携帯し、現地リポートの傍ら、被災