未明の大阪城公園(大阪市中央区)に100人を優に超える若者らが集まった。暗闇に光るスマートフォンの画面をのぞき込みながら徘徊する。人気ゲーム「ポケモンGO(ゴー)」が国内で配信されて迎えた初の週末、珍しいポケモンを入手できるとされる「人気スポット」の一つでは異様な光景が広がっていた。 「2時間ほど公園を」「眠いけど、狙っいたポケモン入手」 「みんな無言でうつむいてふらふら歩いて。映画のゾンビみたい」。24日午前2時。桜門近くでスマホを手にした大阪府吹田市の会社員、高橋謙二さん(32)が苦笑した。ゲームの国内配信が始まった22日に早速ダウンロード。23日の仕事を終え、インターネットの情報を頼りに足を運んだという。 「2時間ほど公園を歩き回った。ちょっと眠たいけど、狙っていたポケモンが手に入った」と満足そうに語った。 公園をジョギングしていた大阪市北区の男性会社員(47)は、大勢の人に驚いた様