ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は5日、自らの考えをまとめた「回勅」を公表し、結婚は「男女間の安定した結びつき」とする教会の立場を表明した。米連邦最高裁が権利を認めた同性婚を直接、評論することは避けた。 法王は回勅で「(男女の)結びつきは、神の愛の象徴と存在としての彼らの愛と、性別のすばらしさを認識し、受け入れることから生まれた」と述べた。 2月に退任した前法王、ベネディクト16世は同性婚を繰り返し強く非難。フランシスコ法王もブエノスアイレス大司教だった当時、同性婚を認めるアルゼンチン政府と対立していた。 関連記事米カリフォルニア州で同性婚再開 連邦高裁が停止解除6/29同性婚容認、世界各地で 欧州9カ国、ブラジルも キリスト教会には危機感6/28同性婚禁止の法律は違憲 米連邦最高裁が判決6/27フランスで同性婚カップル誕生 今月の法施行後初5/30パリ・ノートルダム寺院で作家