昨季の9月1日から続いていた大宮のJ1連続無敗記録は5月11日に「21」でストップしたが、その勢いは衰えず前半戦首位を確保している。 日本代表のブラジルW杯最終予選とコンフェデ杯のために1カ月の中断に入ったJ1リーグだが、前半戦は春の嵐が吹き荒れた波乱の展開となった。 万年残留争いだった大宮アルディージャが優勝候補の浦和レッズ、鹿島アントラーズ、サンフレッチェ広島らを抑えて、まさかの首位に立ち、戦力ダウンで苦戦必至と言われていた横浜F・マリノスが浦和と得失点差による3位と健闘。一方、2010年のリーグ覇者の名古屋グランパスは14位と低迷し、前田遼一、駒野友一、伊野波雅彦ら日本代表3人を抱えたジュビロ磐田は、13試合でわずか1勝しかできず17位に沈んでいる。 春の嵐は、なぜ吹き荒れたのか。 大宮と横浜FMは、ともに守備は堅かったが、得点力不足が深刻な課題だった。だが、今シーズン、大宮はカウン